人間特性の研究から生まれた、マツダ独自の視界性能。

車両実研部
中村 誠之

多くのドライバーへ安心感を届けたい。

人間の特性を研究し、細部にわたって良好な視界のあり方を追求してきた中村。この先、マツダの考える視界性能とはどんな方向に進んでいくのでしょう。「これまでは前方の視界について研究を重ねてきました。今後はこれまでの蓄積を生かし、クルマのまわりすべての視界について開発を広げていきたいと考えています」。そのヒントは、連続視認性の考え方にあると言います。

「クルマを運転している時は、自分のクルマはもちろんまわりのクルマや人も動いています。したがって一瞬見えなくても、次の瞬間には見える。コマ送りのように飛び飛びであっても連続して見ることができれば、その対象物を認知できるのです」。

そして最終的には、ドライバーが自分のクルマとまわりの対象物の相対的な位置関係を把握する“空間認知性”の領域を目指したいと語ります。

画像:進化する視界性能が、多くのドライバーに“走る歓び”をもたらしていく。

画像:進化する視界性能が、多くのドライバーに“走る歓び”をもたらしていく。

“安心感を届けたい”。それが視界の最も重要な部分だと、中村は語ります。

「クルマの運転が上手い人は、自分の技量を発揮していくらでも走りを楽しむことができます。でも運転に自信のない人は、横や後ろが見えにくいとか、歩行者が出てきそうとか、そういうことが気になると不安を感じながら運転することになります。そんな不安を払拭することで、安心して運転を楽しんでもらえるようにしたいのです。安心感があれば、マツダが目指す“走る歓び”をきっとさらに多くのドライバーに感じていただけると思います」。

まわりの環境が見えていればその情報は自分と一体となり、クルマとの一体感もより強く感じることができる。中村たちが磨き続ける視界性能は、“人馬一体”の走りにも大きく貢献しているのです。


  

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