マツダが誇る「匠の技」

生きたクルマをつくる。それは表面的な形をなぞることではありません。
クルマの形にとらわれない、純粋に生命感をカタチにするチャレンジと、マツダがそのデザインの歴史の中で培ってきた高い造形力「匠の技」によって成し遂げられたものです。我々の情熱とこだわりを感じてください。

理想をイメージする力と、イメージを実現する力

カラーデザイナー 木村 幸奈 × ハードモデラー 佐藤 公宣

そのクルマにふさわしい洗練されたイメージを、色や素材で巧みにコーディネイトする。
さまざまな技術や手法を駆使し、狙ったイメージに到達するまで、造形や質感の再現に挑み続ける。
カラーデザイナー 木村幸奈、そしてハードモデラー 佐藤公宣。妥協のない共同作業が、クルマに新たな魅力をもたらす。

多彩な色や質感を吟味し、ふさわしい世界観を創造する。

カラーデザイナー 木村 幸奈

カラーデザインといえば、クルマの各部分の色を決める仕事という印象がある。しかし、それは作業の一部にすぎないと木村は言う。「まずはクルマの世界観を考えることが大事です。そのうえで、世界観にふさわしい色や質感を、ふさわしい部分に当てはめていく。そのようにしてカラーデザインに取り組んでいます」。素材は、使い方をとくに熟考するという。「色味を優先しすぎて、その素材らしからぬ発色や表面処理を施すと、どこか嘘っぽい見栄えになってしまいます。素材のよさを引き出す表現というものを、つねに考えていますね」。

また、インテリアデザイナーとの意識の共有も重要だという。「クルマづくりは造形が先行しがちです。早い段階で使用する素材にふさわしい表情を提案し、世界観に一貫性をもたせるように気を配っています」。形状だけではなく、表情をつくることも大事。素材が生き生きと輝くことで質感が高まり、それはクルマ全体のクオリティにつながっていく。彼女は、そう信じている。

多彩な色や質感を吟味し、ふさわしい世界観を創造する。

素材の特性を生かして、狙い通りの表現に仕上げる。

デザイナーが思い描いたイメージを、実際の造形として表現する。それがハードモデラーの役割だ。「形を起こす段階では、造形の意図を理解することが大切です。表皮をつくる際には、素材の特性を考えて張り方や縫い方を工夫しています」と佐藤は語る。狙いのイメージを具現化する過程に、妥協は一切ない。「ハードモデルはデザインを決定するための判断材料であり、量産の指標にもなります。どんなに困難な表現でも絶対にやってのけないといけないのです」。その高い完成度は、開発や生産部門の目標となり、時には手法について助言を求められることもあるという。

ハードモデラー 佐藤 公宣

そんなストイックな姿勢を貫く佐藤だが、心には余裕も必要という。「つねにニュートラルな状態でいようと思っています。デザイナーのこだわりはとても強いので、その想いを受け止めるためにも自分の中に“余白”を残しておくことは大事だと思うのです」。卓越の技術と柔軟な思考があってこそ、従来の枠にとらわれない新しい表現を生み出すことができるのだ。

素材の特性を生かして、狙い通りの表現に仕上げる。

緻密な共同作業が、新たな表現を生み出す。

カラーデザイナーとハードモデラー。その共同作業は実際どのようなものなのか。「例えばデミオの特別仕様車『デミオ MID CENTURY(※1)』では、模様を際立たせるエンボス処理を印象的に配したシート地を採用しました。これは検討の段階でモデラーに擬似的に意匠が立体で見えるシート地をつくってもらい、柄同士の距離感など感覚的な部分を繰り返し検証できたので、スムーズに狙い通りの素材が開発できました」(木村)。

「シートづくりの技法にクッションを沈ませる技術があって、それを応用しました。やりたい表現があっても、図や言葉だけでは伝わりにくい感覚的な部分は、実際にモノをつくって見せるのが一番だと思います。文章や数値では説明できない部分こそ、モデラーが表現できる領域なので」(佐藤)。魅力的なデザインを実現するために、あらゆる段階で両者は綿密なやりとりを重ねているという。
※1 デミオ MID CENTURYは2015年6月~12月生産のデミオ特別仕様車です。現在は販売しておりません。

理想を追い、実現させる。揺るぎない両者の信頼関係。

マツダが誇る「匠の技」

アイデアを具現化する際、目指すべき着地点はどう見極めるのだろう。「デザイナーとしては、頭にある理想がつねに目標です。どんなに手間や時間がかかろうとも、できるまで検討を重ねます」(木村)。「モデラーにとって、理想型を実現させることはマストです。それがないと次の段階に進めません。実際にモノを見ないと、適切な判断はできないのです」(佐藤)。ハードモデラーには曖昧な“着地点”という発想はない。“やる”か“超える”か、それだけなのだ。

またクルマづくりでは、いろんな人間を納得させる“説得力のあるデザイン”が求められる。「そこは、デザイナーの理想が100%表現できれば、きちんと説得力をもったデザインになると信じています。デザインに正解は無いのでそれぐらいの覚悟で理想を描きます」(木村)。「妥協しないことはもちろん、最初からできないとは思わないことですね。実際に縫うことで、いい方法が浮かぶこともあります」(佐藤)。カラーデザイナーは全力で理想を追求し、ハードモデラーは妥協なく理想の実現に取り組む。この揺るぎない信頼関係が、新しいデザインに彩られた、これまでにないモデルを生み出していく。

前回を超えるデザインに、つねに挑戦し続けること。

近年、マツダのクルマづくりは大きく変化しているという。「デザインには、これまで以上に驚きや感動の要素が問われるようになりました。検討用のサンプルにも、高いクオリティが求められます」(木村)。「ハードモデルも、理想を追求したモデルでないと見せられなくなっています。クオリティは本当に上がっていますね」(佐藤)。前回を超えるデザインをつねに意識する。そんな環境に身をおく喜びとプレッシャーをかみしめながら、新しい表現に取り組んでいる。

マツダが誇る「匠の技」

二人は、この先のクルマづくりにどんな想いを抱いているのだろうか。「いつの時代も、本当にいいものを追求していきたいと思います。そこはブレることなく続けたいです」(佐藤)。「私はクルマにもっと新しい感覚を織り込みたいと思っています。もちろんクルマ好きのお客様にきちんと響く表現で。そこに挑戦していきたいです」(木村)。次世代を担う若き職人たちは、マツダデザインの未来を、真っすぐな眼差しで見すえている。

優れた技術や思想が響きあい、
新たなプロダクトを生み出すMazda Design。

マツダのデザインに注目が集まるにつれ、カラーデザインの表現の幅が広がっていると木村は語る。
新しい表現のために、ハードモデラーにも新たな技術が求められる。
お互いが刺激となり、デザインはますます磨かれているという。
ひとりの情熱はチーム全体を動かすエネルギーとなり、多くの人の心をとらえる美しさを創造していく。

マツダが誇る「匠の技」
※画像はすべて2015年6月~12月生産のデミオ特別仕様車MID CENTURYの画像です。現在は販売しておりません。

  

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