便利なだけでは、愛着までは沸いてこないですよね。

「ロードスター」チーフデザイナー中山雅

中山
クルマって、便利なだけじゃつまらないですよね。それだけでは愛着を持てないと思うんです。

松田
そうですね。モノに愛着を持てるかどうかは、機能だけでは語れないと思います。私は今でも初代ロードスターに乗っていますが、最初から長く乗ろうとは思ってなかった(笑)。モノ自体に魅力やポテンシャルがあるかどうかが最終的には関わってくると思います。

好きなクルマに乗ると、人生が変わる。

中山
僕も25年間、初代ロードスターに乗ってますけど(笑)、同じく最初に買ったときは、ここまで乗るとは思ってなかった。でも結果的に飽きていないというのは、凄いですよね。

松田
そうですね。愛着があるから、時間が経っても飽きないんだと思います。ただの道具という意識で買うのではなく、クルマが大好きで買ったのなら、その時点でたぶん人生が変わっていると思うんです。好きなものに毎日乗るのと、便利なだけのものに乗るのは全然違いますから。クルマのスタイルに合わせて自分のファッションが変わるように、全てにおいて意識改革が行われるのだと思います。

中山
同感です。ロードスターを買うということは、ロードスターのある人生を歩むということですから。壊れた時にしても、愛着があるから修理に出すのか、不便なものとして手放すのかというところでも、その後の人生を大きく左右しますから。愛着を持てるか持てないかは、相当重要なポイントですよ。

デザイナーとエンジニアがぶつからないと、
本当の意味でいいデザインにはならない。

ロードスター

中山
カーデザイナーがクルマの絵を描く時、そこには理想的なバランスがあります。だけど量産するにあたって、そのバランスを崩さずにキープできることは少ない。キャビンやタイヤの大きさなど、元々持っていた理想とは少なからずかけ離れていってしまうものです。だけどこのロードスターは、デザイナーが描く理想のバランスに限りなく近いものとして出来上がりました。

個人的な想いの話になりますが、私が新入社員の頃、何も見ずに初代ロードスターの絵を描いたことがあります。脚色することなく写実的に描いたつもりでしたが、実物を見たとき、イメージと現実のギャップに愕然としたことを強く覚えています。そのとき描いた自分の理想を、この新しいロードスターには、すべて注ぎこんだつもりです。

松田
CX-3で何よりもこだわったのは、プロポーションの美しさですね。人間で例えるなら、「美人」というよりは「8頭身」のように、遠くから見ても一目で分かる、モノが持つ本質的な魅力を磨き上げることに妥協なく取り組んでから、ディテールに入りました。スポーツカーとしての要素も持っているクルマなので、タイヤの適切なサイズや、キャビンを全体にスリークなボリュームにしているところなどは外していません。コンパクトでありながら、スポーツカーと並んでも全く遜色ない格好よさと、毎日使い倒せる優れた機能の数々が、共存しているクルマになっています。

CX-3

思いをちゃんと伝えて、理解してもらうことが大切。

中山
CX-3は、迷いながらつくったらこうはならないよね、と感じさせる、キレの良さがある。それがプロポーションの美しさにより磨きをかけていると思いますね。

「CX-3」チーフデザイナー松田陽一

松田
そうですね。企画を詰めてからカタチにするのではなく、まずカタチをつくってからエンジニアたちと話合いながら進めました。だからこそ2年という短い時間で完成したのだと思います。ロードスターは、クルマ好きの心を刺激するポイントを全て押さえていますよね。これこそ本物のスポーツカーだと思います。

中山
ロードスターは、カーデザイナーを目指した人間が「このデザインでいいデザインだと思われたい」と思う、その欲望むき出しのデザインにしました。今のトレンドがこうだということを考えず、このカタチで勝負して皆にカッコいいと言われて欲しいですね。

松田
こういうことを言うと、開発の中では「わがまま言って!」と呆れられることもありました(笑)。でもそこで僕らの思いをちゃんと伝えて、理解してもらう。そうやって思いを広げ続けてきた結果、今はエンジニアが同じ方向を向き、協力してくれる。

中山
社内で反対されても、デザイナーが「やりたいんだ」と意志を通し、きちんと伝えて理解してもらうと、なんのことはない、終わった後にエンジニアが握手を求めてきてくれるんですよ。「よくこだわりぬいたな、えらい!」と(笑)。そういう意味でも、頑張ってよかったって本当に思います。

デザイナーとエンジニアがぶつかり合いながら、想いを共有することで同じ方向を向き、その結果、本当にいいデザインが生まれる。
CX-3とロードスターは、そんな創り手たちのピュアな気持ちが具現化したクルマなのだ。

中山
ロードスターは、乗る人のライフスタイルを変えるポテンシャルのあるクルマです。手に入れた瞬間だけでなく、持ち続けることでまた人生を変えていく。例えば、故障した時にやむなく手放すことを選ぶのか、修理して乗り続けることを選ぶのか、という風に道はさまざまですが、乗り続ければ必ず幸せな時間をくれます。そうした、ロードスターと共に歩む人生を思い描いてほしい。自分の家のガレージに停まっている姿や、街中で運転している時にショーウインドーに映った姿にうっとりしている自分。ロードスターのある人生をただイメージするだけで、ワクワクが止まらなくなる、そんなクルマです。

「ロードスター」チーフデザイナー中山雅

松田
CX-3は特別なクルマではなく、ライフスタイルでとことん活躍してもらうことを目指しました。普段使うものにこそ、抜群の格好よさと優れた機能の両方が必要です。その2つの要素が共存するクルマが世の中にはないと感じたカーデザイナーたちが、イチから徹底的につくり込みました。だからこそ、既成概念の枠を超えて研ぎ澄まされた存在感を持つクルマになっています。このクルマを手に入れた瞬間から、独創的なライフスタイルが始まりますよ。


  

2人のチーフデザイナーが生み出した個性際立つデザイン

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