「人馬一体」がもたらす
「誰もがリラックスして思いのままにクルマを操れる」感覚を、さらに高い次元に引き上げる。
それがG-ベクタリング コントロール(GVC)です。

新発想の制御技術「G-ベクタリング コントロール」

GVCは、マツダがこれまで取り組んできた「統一感」をさらに進化させるため、「エンジンでシャシー性能を高める」という新発想と、人間中心の開発思想に基づいて開発されました。機械の効率のみを考えて制御するのではなく、「人間を中心に、人間の特性に基づいてクルマがどうあるべきかを考える」という開発哲学に基づいて、より多くの人に「なめらかなGのつながり」を提供します。
GVCはドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、これまで別々に制御されていた横方向と前後方向の加速度(G)を統合的にコントロールし、4輪への接地荷重を最適化してスムーズで効率的な車両挙動を実現する世界初*の制御技術です。

*2016年6月現在の量産車として マツダ調べ

GVCのベネフィット

GVCはドライバーの運転技量によらず、低速からの日常走行、高速直進走行、ワインディング走行や緊急回避時など、幅広い走行シーンで一貫した効果を発揮。以下のようなベネフィットを提供します。

①思った通りに走れて、運転への自信が高まる

ドライバーは直線でもカーブでも、車線に沿って走るためにハンドルを操作しています。しかし、路面の凹凸やうねりなど外乱の影響によって想定した走行ラインに対してズレが生じるため、ドライバーは常にハンドルの修正操作を行っています。GVC は微小なハンドル操作の応答性も向上させるため、この修正操作の量や頻度を格段に減らしてくれます。
そのためドライバーは思った通りのラインに沿って走ることができ、クルマとの一体感が増して運転への自信が高まります。

GVCによる操舵応答の改善
GVCによる操舵応答の改善

GVCによる修正操舵負担の低減
GVCによる修正操舵負担の低減
*ステアリングエントロピー法(※)による自社調べ
 (※)ドライバーの負荷を定量化する手法

②疲労の蓄積を抑制し、快適なドライブを楽しめる

ハンドルの修正操作はドライバーに少しずつ負担をかけ、疲労として蓄積されていきます。GVC はこの修正操作を減らすため、長距離運転での疲労の蓄積を抑制します。また、GVC によって乗員にかかるG の変化がなめらかになることで、ドライバーや同乗者の頭部や体の揺れが抑制され、より快適なドライブを楽しむことができます。

GVC による体の揺れの抑制

GVCあり

GVCなし

* 30km/h、横加速度0.4G での左旋回時の助手席比較(自社調べ)

③安定したクルマの動きによって、安心感が高まる

GVCは、シーンに応じた接地荷重の最適化によってクルマの操縦性と安定性を同時に高めるため、雨の日や雪道、悪路など厳しい道路状況でも高い効果を発揮します。また突然の障害物を回避する際などにも、車両挙動をより安定させます。タイヤが路面をしっかりとつかむ「接地感」をあらゆるシーンで提供し、乗る人すべての安心感が格段に高まります。

緊急回避シーンでの効果例
80km/h レーンチェンジでの車両挙動

緊急回避シーンでの効果例 80km/h レーンチェンジでの車両挙動

緊急回避シーンでの効果例 80km/h レーンチェンジでの車両挙動

雪道での効果例

応答性:ハンドルを切った時に前輪が滑らず瞬時に反応

雪道での効果例 応答性:ハンドルを切った時に前輪が滑らず瞬時に反応

安定性:ハンドルを戻した時に後輪が滑らずクルマの挙動が安定

雪道での効果例 応答性:ハンドルを切った時に前輪が滑らず瞬時に反応

GVCの作動メカニズム

GVCでは、タイヤのパフォーマンスを最大化するために、タイヤにかかる接地荷重に着目。ドライバーがハンドルを切り始めた瞬間、GVCはエンジンの駆動トルクを制御して減速Gを発生し、前輪への荷重移動を行います。これによって前輪のタイヤグリップを増加させ、車両の応答性を向上させます。その後、ドライバーがハンドルを一定舵角で保持したときには、瞬時にエンジンの駆動トルクを復元して後輪への荷重移動を行い、車両の安定性を向上させます。
この一連の荷重移動によって、前後輪タイヤのグリップをより引き出し、ドライバーの意図に応じて車両の応答性や安定性を高めます。

G-ベクタリング コントロール動作解説CGアニメーション

荷重のかかるイメージ

荷重のかかるイメージ

荷重のかかるイメージ

人間中心の発想で、自然な制御効果を実現するGVC

GVCの制御はとても自然で、ドライバーや同乗者に違和感を一切与えません。これは、人間中心の開発思想に基づき、人間の感覚に合わせた制御の反応速度と量を実現しているためです。ドライバーがハンドルを操作してから減速度が発生するまでの応答時間は人間の知覚時間よりも速く、通常わずか0.01G程度*と、微小なコントロールがなされます。ドライバーの操作では不可能なほど緻密で速い制御を行うことで、自然な運転フィーリングの向上が得られる点は、この技術の特長の一つです。

*一般的な例として、エレベーターの上昇加速時にかかるGは約0.05~0.2G程度

G-ベクタリング コントロールを体感しよう!

  

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