「玉川堂 × マツダ」 Mazda Design 取材会 体験レポート

「玉川堂 × マツダ」
Mazda Design 取材会 体験レポート

ミラノデザインウィーク2015でコラボレーションをした玉川堂の協力を得ながら、モノづくりの聖地・燕市で「Mazda Design取材会」が開催されました。マツダが取り組むデザイン思想のプレゼンテーションやクレイモデルの製作デモンストレーション、また玉川堂での鎚起銅器の製作体験など、それぞれのモノづくりに対する想いや取り組みに直に触れられるプログラムが組まれ、参加したメディアの方々に、人の手が生み出す造形美や日本の美意識に強いこだわりをもつマツダの姿勢をご理解いただく機会となりました。

  

デザイン本部 クレイモデラー 加藤 賢二

素材の特性を生かした
造形美を追求したい。

デザイン本部 クレイモデラー 加藤 賢二

素材と向き合う真摯な姿勢。
その強みや凄みに圧倒されました。

「玉川堂さんの職人の方とお会いした時、素材に向き合う姿勢にとても感銘を受けました。素材を直接叩いて美しい表情を出すという強みや凄みといった部分に非常に感動したのです。我々クレイモデラーは、扱う素材が粘土なので最終的な素材とは本分が違うわけです。とはいえ我々も、鉄なりアルミなりの特性を理解し、それをふまえてスタイリングを磨くべきだと気づかされました。

素材と向き合う真摯な姿勢。その強みや凄みに圧倒されました。

今回のデモンストレーションでは、細部まで気を抜かずに丁寧にカタチを生み出していく手や体の動きが表現できればと考えていました。玉川堂さんの作品って最後までディテールに力があるんですよ。抜けてないんです、気が。我々のクレイモデルでも、最後にグッと魂を入れる瞬間ってあるんです。そういうことを少しでも感じていただけたらなと思いました」。

日本の美に宿る“ものの理(ことわり)”。
そこから生まれるカタチを表現したい。

「マツダのデザインは今、日本の美を意識しています。思うに、工業デザインって“機能”と“美しさ”を追求したら、たぶんシンプルになっていくんです。余計な装飾がなくなる。素材の特性を生かした機能美だけになる。本当の究極のデザインって、おそらく一本の線だけでも張りつめたラインとか、反り感とか、そのコンビネーションとかで、ハッとするような造形になるんだと思います。それって“ものの理(ことわり)”というものに関係している気がして。どこにも違和感のない必然から生まれたカタチ。植物の姿とかまさにそうで。そういう自然の理をそのまま受け入れてきたのが日本の文化だと思うんです。マツダの目指す日本の美って、そういうことかなって個人的には感じています。理屈で考えるのは難しいですが、やっぱりマツダのクルマには他とは違う存在感がある、そう感じていただけるようなデザインを追求していきたいと思いますね」。

日本の美に宿る“ものの理(ことわり)”。そこから生まれるカタチを表現したい。

日本の美に宿る“ものの理(ことわり)”。そこから生まれるカタチを表現したい。

日本の美に宿る“ものの理(ことわり)”。そこから生まれるカタチを表現したい。


ミラノでのコラボレーションが評判を呼んだ、
「玉川堂 × マツダ」。

モノづくりの聖地・燕市に拠点を構える「玉川堂」は、約200年の歴史を誇る工房。一枚の銅板を金鎚や木槌で打ち延ばし、打ち縮めて、茶器などの器に仕上げる“鎚起銅器”の技法によって、洗練されたプロダクトを生み出しています。鉄の塊であるクルマに命を吹き込むマツダと、魂を込めて銅を叩くことで理想の造形を創造する玉川堂。

コラボレーション作品『魂銅器』

お互いのモノづくりの精神に近いものを感じ、今年のミラノデザインウィークにコラボレーション作品『魂銅器』を出品。そのダイナミックな美しさは、現地の人々を魅了しました。

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