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マツダ(株)は、このほど(財)機械振興協会(豊田章一郎会長)から「第1回新機械振興賞」を受賞した。受賞対象業績は、「環境対応スリー・ウエットオン塗装技術の開発」である。これは、特に優秀であることが認められ、来る2月3日(火)に東京プリンスホテル(東京都港区芝公園3-3-1)で行われる授賞式において「経済産業大臣賞」を授与されることになった。
本技術は、従来の中塗り工程を上塗り工程に集約、工程短縮することにより、包括的な環境対応を図るものである。本技術の導入により、揮発性有機化合物(VOC=Volatile Organic Compounds)を約45%削減し、先進の欧州規制水準(35g/m2)を達成した。同時にCO2を従来塗装に比べ15%以上削減し、コスト低減にも成功している。本技術は、2003年8月までに防府第1、第2工場へ導入しており、「アテンザ」をはじめ、今年10月に発表した「アクセラ」でも実用化している。
同社の井巻久一代表取締役社長は、「今回の受賞は、マツダの独創性と高い技術力を評価頂いたものと受け止めている。世界規模での環境保全への意識の高まりの中で、我々はVOC及びCO2排出量の削減を同時に行なえる新しい塗装技術の開発を実現した。今後も技術開発に努力を続け、マツダらしいクルマづくりを支える技術を創造しながら、自動車技術の発展にも寄与していきたい」と語った。
新機械振興賞は、独創性、革新性、経済性に優れた機械工業技術に係る研究開発及びその成果の実用化により、新製品の製造、製品の品質・性能の改善又は生産の合理化に顕著な業績をあげたと認められる企業・大学・研究機関及び研究開発担当者に贈られる賞である。同賞は機械振興協会が昨年まで実施してきた「機械振興協会賞」及び「中堅・中小企業新機械開発賞」の制度を整理統合して、平成15年度から新たに創設された。マツダが機械振興協会賞(今回の新機械振興賞の前身)を受賞するのは、「ロータリーエンジンの開発」や「安定燃料方式小型ガソリン機関の開発」などに次いで今回で8回目であるが、「経済産業大臣賞」の受賞は初めてである。
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受賞対象
「環境対応スリー・ウエットオン塗装技術の開発」 |
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受賞企業
マツダ株式会社 代表取締役社長 井巻 久一(いまき ひさかず) |
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受賞研究開発担当者
| 神田 輝夫(かんだ てるお) |
マツダ(株)車両技術部 主幹 |
| 掛 正喜(かけ まさき) |
マツダ(株)車両技術部 アシスタントマネージャー |
| 山根 貴和(やまね たかかず) |
マツダ(株)技術研究所 主幹研究員 |
| 重永 勉(しげなが つとむ) |
マツダ(株)技術研究所 |
| 片山 利幸(かたやま としゆき) |
マツダ(株)ボデー開発部 アシスタントマネージャー |
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技術内容
| 1. |
中塗り工程を既存の上塗り工程内に集約レイアウトし、中塗り、ベース、クリアを連続して塗装後、3層を一度に焼き付ける塗装方式を開発することにより、塗装工場内で使用されるエネルギー(CO2)使用量を大幅に削減した。 |
| 2. |
塗料を高精度に塗布できる塗装制御技術の開発と、高効率なロボット塗装方式を導入することにより、塗装膜厚の均一化と塗装効率の向上を図った。また、3層を連続塗装させるための塗膜安定性が図れる低溶剤型の塗料を、新たに塗料メーカと共同開発した。これらにより、塗装品質向上、VOCの削減、コスト低減を包括的に実現した。 |
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