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環境技術

クリーンディーゼルエンジン

各国の厳しいエミッション規制にも適合する、マツダのクリーンディーゼルエンジン

クリーンディーゼルエンジンは、地球温暖化の原因となるCO2の大幅削減を可能とし、欧州を中心に注目を集めています。
マツダのMZR-CDエンジンは環境性能を追求するのはもちろん、出力/燃費/低エミッション/低騒音・低振動を高次元でバランスさせ、環境性能とマツダらしい力強い走りの両立を実現しています。

スス(PM)、NOx、CO2の大幅低減を実現する次世代クリーンディーゼル
MZR-CD2.2

マツダの次世代を担うMZRエンジンシリーズのひとつとして、出力/燃費/排出ガス/NVHを高次元でバランスさせた上で大幅に進化させた新開発ディーゼルエンジン、それがこの次世代クリーンディーゼルエンジンMZR-CD 2.2です。
MZR-CD 2.2は、トップレベルの高トルクと出力を実現しながらも、優れた環境性能と静粛性を持ち合わせています。また、マツダが世界で初めて開発した触媒活性メカニズムを採用したディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)の採用により、ディーゼルエンジン特有のスス(PM)の燃焼処理時間を従来比で約60%短縮でき、EURO5まで適合可能です。


基本性能
  • 出力および燃費性能の向上

新しく開発したクリーンディーゼルエンジンは、400Nmというクラストップレベルのトルク性能を実現しながらも、インジェクターの改善や低圧縮比化などにより低燃費を実現しています。

出力および燃費性能の向上
  • 燃料噴射系技術 および コモンレールシステムの進化

より低いエミッションと燃費の両立をするためには、エンジン負荷や回転速度で変化する燃焼要求を より緻密に最適化制御していく必要があります。それらの具現化のために、ディーゼルエンジンの燃料供給系;コモンレールシステムを進化させました。
コモンレール内の燃料圧力を200MPa(業界トップレベル)に上げ、インジェクターの噴射口面積を20%ほど小さくし、最小噴射間隔を30%短縮させました。これにより、より緻密な燃料噴射パターンが可能となり、燃料噴射の噴霧粒径、噴射量、回数、タイミングの最適制御により、燃費とススの量を低減することができました。

低エミッション技術
  • 新開発ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)

ディーゼルエンジン特有のススを燃焼処理する工程では、排出ガス温度を上昇させるために余分に燃料を使用するため、燃費を悪化させる一因となっています。独自開発したPM燃焼触媒はセラミックス・サポート材中の内部酸素が移動しやすく、多くの酸素を活用できるようにすることでススの燃焼処理速度を大幅に高めることに成功しました。これにより、ススの燃焼処理に必要な燃料を節約することができ、低燃費化による二酸化炭素(CO2)の削減と排出ガスのクリーン化を両立させることが可能になりました。

低騒音・低振動技術
  • バランスシャフトの採用

ディーゼルエンジンは、排気量が大きくなるとピストンが重くなり2次振動が増大します。エンジンの2次振動を抑えるためにバランスシャフトを採用し、一層の振動低減を図りました。これにより、クラストップの静粛性を実現しています。

  • 低圧縮比化と多段噴射

低圧縮比化、精密燃料噴霧制御技術、EGRシステムの大型化や、剛性の高いロアブロック構造の採用などにより、騒音・振動エネルギーを低減することができました。これにより、ディーゼルエンジンとは思えないくらいの静粛性と滑らかな回転を実現できたのです。

  • MZR-CD 2.2エンジン主要諸元
種類 2.2L DOHCコモンレール ターボディーゼル
総排気量 2184cc
ボア×ストローク 86.0mm×94.0mm
最高出力 136kW(185PS)
最大トルク 400Nm/1800〜3000rpm