手に入れれば、自分の行動範囲が自然と広がるはず。

モータージャーナリスト 清水和夫さん

ディーゼルのメリットが何かといえば、まず第一は気持よく走れるという点だと思います。一度乗ってしまうと次も必ずディーゼルが欲しくなります。二番目は軽油の燃料代の安さでしょう。世界でも日本だけ軽油が15%ほど安いんです。三番目が耐久性でしょうね。ディーゼルエンジンは、エンジンとしての構造がガソリンエンジンに比べて単純なこともあり、耐久性に優れ、壊れても修理しやすく長く乗れる、ロングライフなエンジンです。ヨーロッパでは、古いクルマは買い替えずにもっと乗れという風潮があり、それでディーゼルが重宝されているという背景もあります。いいものを長く使いたいという、進んだ環境意識の人には特におススメですね。

また、いざというときに頼れるエンジンであるということも、ディーゼルの大きな特長です。2011年、東日本大震災があって、私が被災地に物資をもっていくとき選んだのは、4WDのディーゼルでした。パワフルな悪路走破性と、高い燃費性能、さらに、ディーゼル燃料は揮発しにくいので、ポリタンクでも保管輸送でき、災害時にはありがたいと思いました。何よりも災害時には、動けないと意味がない。止まらないということが大事なので、信頼できるディーゼルは頼もしいエンジンなんです。

Story of Diesel

市街地、街中を走るんだったら、日本はストップ・アンド・ゴーが多いから、ガソリンのほうがいい、ハイブリッドのほうがいいというふうに思う方もいらっしゃると思います。でも、ディーゼル車も今や、みんなアイドリングストップ機能が付いていますから、もうそれは偏見ですよね。じつは市街地の運転では、アクセルを目一杯踏まないでしょう。ガソリンエンジンからしてみれば、思いっきり呼吸していない、自分の口に手をかざして、空気を吸っているようなもの。そうするとエンジンは苦しくて、この苦しさが効率の悪さにつながるのです。これをポンプロスと言って、ガソリンの最大のネックでもあります。でもディーゼルはスロットルがないから、目一杯いつも息を吸ってる状態、街中ちょろちょろでも、高速でも、空気はとにかく目一杯吸っている状態です。ポンプロスがない分、ノロノロ運転でも燃費に影響しないのです。

モータージャーナリスト 清水和夫さん

ディーゼルに乗り替えれば生活はガラッと変わるかもしれません。私の知り合いで、ガソリン車のミニバンに乗っていた人が、それまではせいぜい150kmくらいの行動範囲だったらしいのですが、CX-5のディーゼルに乗り換えたことで、先日1000kmくらい離れた広島まで家族旅行したそうです。

自転車を手に入れて、バイクを手に入れてと、乗り物があればどんどん行動範囲が広がっていく、その延長線上に、ディーゼルもあると思います。圧倒的に気持ちよく走れて、圧倒的に疲れにくいですから。長距離のドライブがしたい、人をたくさん乗せたい、って言う人なら、ディーゼルを選ぶのが正解だと思います。


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