- マツダを知る
「スピングル」と「マツダロードスター」のコラボスニーカーを発売!
~スピングル担当者から裏話をお聞きします!~

2024年秋に35周年を迎えたロードスター。その記念すべき年、MAZDA COLLECTIONに「MAZDA ROADSTER」が加わりました。そして2025年初夏に、SPINGLE(以降スピングル)とコラボしたレザースニーカーが、歴代のロードスターをイメージした4色展開で新たに登場しました!
そこで今回は株式会社スピングルカンパニー FW事業部 商品企画部の小畑氏に、協業の印象や苦労した点など裏話をお聞きました。「だれもが、しあわせになる。」想いとともにMADE IN HIROSHIMAが生んだ商品のこだわりに迫ります!
■参照:マツダとスピングルの「コラボレーションのきっかけ」はこちら
「スピングル」と「マツダロードスター」のコラボスニーカーを発売!~商品のこだわりに迫ります~|マツダのある暮らし
小畑 健(Ken Obata)
SPINGLE COMPANY(株式会社スピングルカンパニー)FW事業部 商品企画部所属。OEM業務を中心に商品の企画製造を担当。過去にRX-7(FC)やROADSTER(NA)も所有されていたクルマ好きでもある。
ー まずは「マツダの印象」についてお聞かせください!
もともとマツダ車のオーナーでして、マツダのことは以前からよく知っていたんです。 3台目のクルマには、白い1代目(NA)のロードスターに乗っていましたし、FC(RX-7)は、兄から譲り受けたものを自分でカスタムして楽しんでいました。ニッチなものづくりに対する姿勢に、独自の魅力を持ったメーカーだと感じていました。それにスピングルとマツダが、同じ広島生まれの会社ということもありまして、そういう部分でどこか共通するものを感じていたんです。まったく違う業界同士のコラボレーションでしたから、どのようなアプローチで、どんなスケジュールで進んでいくのか、とても興味深く思っていました。

マツダミュージアム見学の様子
ー 今回のプロジェクトでは、まず初めに会社を見学し、相互理解を深めるところから始まりましたが、商品化に至るまでの経緯でこれまでの印象は変わりましたでしょうか?
実は、印象はそんなに変わらなかったんです。お互いに訪問し合ううちに、ものづくりに対する共通の言葉があるんだなって気づいたんです。ものづくりへの情熱とかは前から知ってたんですけど、実際に行き来することで、それがもっとハッキリと分かったんですよね。
ー 今回マツダのデザイナーは車両を作る時と同じ指示の仕方をしたそうですね。そのあたりに普段の業務とのギャップはありませんでしたか?
また、どうやったら量産に乗せられるかを、事前に現場のメンバーと共有していたのも最後まで走り切れたポイントだと思います。現場のメンバーにもマツダさんとのミーティングにも同席してもらいました。ものづくりに対する熱量に直接触れることができたからこそ、ここまで精度を上げて作り上げることができたと感じています。

株式会社スピングルカンパニー本社工場での作業風景
ー 「自動車」と「シューズ」の異なる領域での協業でどんな新しい発見がありましたか?
まずは、やはり「意思を持ったライン」の作り方。それから革の色もそうですが、アクセントの素材で、とにかく細かい部分まで妥協せずに作りこむ姿勢ですね。また、クルマは工業製品なので、機械で作る均一さが魅力ですけど、スピングルの靴は手作業で作るからこそ、一つひとつに微妙な違いが出て、それが世界にたった一つしかないっていう魅力になるんですよね。そのことを改めて感じることができました。

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