- マツダを知る
ロードスター35周年特別企画
「ユーノスロードスターモデルカーセット」の商品化が決定
初代ロードスター発表から35周年を迎えました。
これに伴い、ロードスター35周年を記念する特別企画として、MAZDA MODELCAR COLLECTIONより「ユーノスロードスターモデルカーセット」(16モデル+特典1モデルの合計17モデル)の企画がスタートしました。
商品概要
車種:ユーノスロードスター(NA)
縮尺:1/43スケール
製法:ダイキャストモデル
商品構成:16モデル+特典1モデル(初期NA6CE(1989)~最終特別仕様車(1997))、解説カード(18枚)、簡易収納BOX
(セット一例)


RS LIMITED(1994)レカロ社製バケットシート、BBS社製鍛造ホイールの再現モデル
RS LIMITED(1994)レカロ社製バケットシート、BBS社製鍛造ホイールの再現モデル


R2 LIMITED(1996)純白なシャストホワイトと赤色インテリアの再現モデル
R2 LIMITED(1996)純白なシャストホワイトと赤色インテリアの再現モデル
商品開発をご紹介
3Dスキャニング編
取材はいくつかの候補から保管状態の良いマツダR&Dセンター横浜の広報車3台を選び、ハンディー型3Dスキャナを用いて内外装を読み取りました。今回はトノカバーを装着し自然な凹凸やしわ、タイヤの銘柄パターン、車体裏のシャーシ形、年式別に装備が異なるリアマッドガードの違いを丁寧に読取り、データに反映させました。
上段)スキャニング工程
下段)収集した3Dデータ
3D-CADデータ編
市販品の模型は、製造コストや、製造課題の為に、ルーフ高、車高、ホイール径、装備の簡略など、デフォルメ(実車形状をアレンジ)する事例が見られますが、本品は線に頼らない光と影のリフレクションをデザインの根幹とする造形テーマ「ひびきときらめき」を大切にしたい思いから、意図的なデータ修正は一切行わずデータ通りに仕上げました。ステアリング一つとってもNA6CE用本革巻からNA8C用SRSエアバック内蔵モデルまでの全6タイプを製作。R&Dセンター横浜でスキャニングできなかった特別仕様車の装備は、オーナー様の実車を取材した画像から3D-CADに変換しました。


3D-CADデータ(初期)
3D-CADデータ(初期)


3D-CADデータ(最終)
3D-CADデータ(最終)
製造手法編
モデルカーを多品種・少量で生産する場合、高価な金型を使用せずシリコン型に硬化樹脂を流し込むレジンキャスト製法が一般的ですが、本品はマツダコレクションで実績のあるダイキャスト製法を採用しています。ダイキャスト製法とは、金型に溶かした素材を流し込み冷却により固める製法で、亜鉛合金製のボディーは重厚かつ長期の保存に耐え、ボディーカラーの再現性に優れています。また、ランプのクリア部品、シャーシ・ホイールなどの構成部品はPS・ABS樹脂製で繊細かつ安定した品質を持ちます。一般的にダイキャスト製法は大量生産時に用いる製法ですが、本品では設計段階から金型の最適化を図り少量でも生産を可能にするプロセスを構築しました。
新造した17モデルのマスター型
ボディーカラー編
「ボディーカラーも車の造形の一部」というマツダのデザイン哲学を尊守し、まじめなモノづくりを行っています。マツダが保管する塗装見本(マスター)をベースに、モデルカーに着色する14色の塗装見本を複製するところから始め、1色あたり3~5個ほどの彩度・明度が異なる塗装ボディーサンプルを作り、忠実かつモデルカーとして映える最適な一色を選択しました。


複製した塗装見本(マスター)
複製した塗装見本(マスター)


カラーチェック前の塗装ボディーサンプル
カラーチェック前の塗装ボディーサンプル
装備編
当時の開発部門仕様書や車種カタログをベースにするとともに、レストアチームとも協業し、装着するパーツ、着色、印刷、デカールによる手法を複合的に組み合わせ、16箇所/モデル×17モデル=計272箇所の固有装備を忠実に再現しました。タイヤの銘柄パターン、シート、キックボード、ドアトリム形状、ステアリング、シフトノブ、オーディオ、ブレースバー、マッドカードの違いもお楽しみください。
選び抜かれたユーノスロードスターモデル


長年応援してくださっているロードスターファンの皆様の期待に応えるためには、これまでマツダオフィシャルでは発売されていない「中盤~後半(NA6CE後期、NA8Cのシリーズ1~1.5~2)」の特別仕様車を作りたいという想いから、軽井沢ミーティングやWEBアンケートで収集した情報を元に、特別仕様車11種を含む16モデルを選びました。また、特典モデルとして、初代ロードスター開発主査の平井敏彦氏が生前愛用したVスペシャル(現マツダ広報車)を加えることで、特別なセットに仕上がりました。
長年応援してくださっているロードスターファンの皆様の期待に応えるためには、これまでマツダオフィシャルでは発売されていない「中盤~後半(NA6CE後期、NA8Cのシリーズ1~1.5~2)」の特別仕様車を作りたいという想いから、軽井沢ミーティングやWEBアンケートで収集した情報を元に、特別仕様車11種を含む16モデルを選びました。また、特典モデルとして、初代ロードスター開発主査の平井敏彦氏が生前愛用したVスペシャル(現マツダ広報車)を加えることで、特別なセットに仕上がりました。
通常のVスペシャルとは異なる「19-90」のナンバープレート、フォグランプ、フロントのマットガードなど実車にカスタムされた特別装備も再現しました。
時代(1989~1997)にあわせた商品改良や固有の装備をお楽しみください。
初代ロードスター開発主査の平井敏彦氏が寄贈したVスペシャル(現マツダ広報車)、実車と特典モデルカー
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