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初めての車におすすめの厳選4モデル&
初心者が知るべき車選びのコツをプロが解説

   

本記事は2025年1月30日に撮影しました。また、この記事は2025年4月時点のものになります。

   

「初めて車を買う」というのは、どなたにとってもワクワクする体験です。しかし、同時に「どれを選べばいいのだろう?」という迷いも生じてしまうもの。街中を見渡すと、さまざまなサイズ、デザインの車が走っているので、悩んでしまうのも無理はありません。

 

でも大丈夫。車選びには、車体のサイズや安全性能など、いくつかのポイントがあり、それらを押さえておけば、自分にフィットする1台に出会いやすくなります。

 

今回は、初めての車選びで注目したい3つのポイントと、おすすめのマツダ車をご紹介します。また、多くのお客様のマイカー選びをお手伝いしてきた関東マツダのカーライフアドバイザーが、販売のプロならではの知識と経験をもとに、皆様の初めての車選びにアドバイスをお伝えします。これから車を買おうと思っている方、ぜひ参考にしてみてください!

   

   

   

横山 さら(Sara Yokoyama)

関東マツダ・カーライフアドバイザー。関東マツダ入社以降、お客様の大事な大きなお買い物を支えたいという思いとともに、多くのお客様の「初めての1台」選びをお手伝いする。

【ポイント1】
車体サイズや最小回転半径に注目!
運転のしやすさで選ぶ

まず注目していただきたいのは、運転のしやすさです。運転のしやすさに寄与する要素はさまざまですが、車体のコンパクトさ、そして最小回転半径の小ささは、狭い道でも安心できる、小回りがきく、という意味で、大きな影響を与えます。特に初めて車に乗る方にとって、「こすらないかな」「狭い曲がり角だけど曲がり切れるかな」といった不安や過度な緊張なく運転できるかどうかは重要なポイントです。
また、車体がコンパクトであれば、車両間隔、つまり「自分の車の全長や全幅はこのくらい」という感覚をつかみやすく、運転初心者の方には特におすすめです。

コンパクトさにこだわるなら、軽自動車を検討しよう

とにかくコンパクトで、狭い道でも安心して運転できる車がいい、という方であれば、まずは軽自動車を検討してみてください。

 

軽自動車は排気量660cc以下、全長3,400mm以下、全幅1,480mm以下、全高2,000mm以下と規格が定められていて、その名の通り、軽くて小さい車です。そのコンパクトさから、都市部の入り組んだ狭い道でも運転しやすく、車体をこするリスクも小さくなります。駐車枠に入れやすいのも、運転初心者の方には嬉しいポイントになるでしょう。
また、車両価格や税金、保険料などの維持費がお手頃であることも魅力です。

   

   

軽自動車の場合、コンパクトさばかりに目が向いてしまうかもしれませんが、ちょっと視野を広げて、デザインや内装の作り込みといった要素にも注目してみてください。特に、内装は乗車中、必ず目に入る部分です。内装がきちんと作り込まれたクルマであれば、運転中も満足感があって、乗るのがもっと楽しくなると思います。
実用性だけでなく、眺めて楽しい、乗って嬉しいというポイントも加味して選ぶと、カーライフが一段と楽しくなりますよ!

 

おすすめモデル:MAZDA FLAIR CROSSOVER

   

画像車両:MAZDA FLAIR CROSSOVER グレード:XG(2WD) ボディカラー:ブルーイッシュブラックパール3

   

全長3,395mm、全幅1,475mmという軽自動車らしいコンパクトな車体で、狭い道や駐車場でも安心して運転できるモデルです。それだけでなく、本格的なSUVデザインを採り入れたボディと、黒を基調とした上質感ある内装で、満足感もばっちり。床面をフルフラットにできる使い勝手の良さも魅力です。
¥1,530,100〜(消費税込/メーカー希望小売価格)

   

小さい&最小回転半径も小さい&走りも力強い
コンパクトカーもあり

車体のサイズだけでなく、最小回転半径も運転しやすい車を選ぶためのポイントです。最小回転半径とは、以下の図のように、ハンドルをいっぱいに切って旋回した際、外側前輪が描く弧の半径のことです。

   

   

つまり、最小回転半径が小さいほど、狭い道でも曲がりやすく、Uターンもしやすいなど、取り回しが良くなります。
そして、この最小回転半径に注目すると、軽自動車だけでなくコンパクトカーも「初めての車」の選択肢に入ってきます。以下の表をご覧ください。

   

モデル FLAIR CROSSOVER MAZDA2
グレード XG 15C
全長 3,395mm 4,080mm
全幅 1,475mm 1,695mm
ホイールベース 2,460mm 2,570mm
最小回転半径 4.6m 4.7m

   

ご覧の通り、コンパクトカーのMAZDA2と軽自動車のFLAIR CROSSOVERを比較してみると、最小回転半径の差はわずか10cm。取り回しの良さでは、コンパクトカーはほぼ軽自動車並みなのです。

 

車体のサイズはもちろんコンパクトカーの方が大きくなりますが、軽自動車以上の排気量がもたらす高速道路走行や長距離ドライブのしやすさは、見逃せないメリットです。また、軽自動車は定員が4人ですが、コンパクトカーは5人乗りが基本。友達や家族と一緒にお出かけする機会が多い方にピッタリです。

 

せっかく車を買うならロングドライブに出かけたい、たくさんの友達とわいわい出かけたいと思うなら、コンパクトカーも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

※MAZDA2のグレードによっては差は30cmとなります

   

   

コンパクトカーは、その取り回しの良さから都市部の狭い道や駐車場を運転するお客様の「最初の1台」に選ばれることが多いです。また、車体の強度が高く、衝突安全性に優れることも、お客様に選ばれるポイントです。楽しいカーライフは安全があってこそ。ぜひ安全性も視野に入れて、愛車を選んでみてください。
また、見落としがちですが、ドライビングポジションもポイントです。例えば、MAZDA2ならば足を自然に伸ばしたところにペダルがあるように配置しており、コンパクトでありながら疲れにくいポジションを取れます。愛車を探す際は、実際にシートに座ってドライビングポジションも確認してみてください。マツダ自慢のドライビングポジションに関しては、こちらのページに詳しく書かれているので、ぜひご一読を!

 

おすすめモデル:MAZDA2

   

画像車両:MAZDA2 グレード:15C(2WD) ボディカラー:ソニックシルバーメタリック

   

最小回転半径が4.7(グレードによっては4.9)mと小さく、取り回しの良さが魅力の1台です。「人間中心」のコンセプトに基づいて設計されたペダルやディスプレイのレイアウトがもたらすドライビングポジションはドライバーの快適性だけでなく、安全運転もサポートします。
¥1,548,800〜(消費税込/メーカー希望小売価格)

   

【ポイント2】
安全性能や運転サポート機能の充実度で選ぶ

カーライフを楽しむうえで、なによりも重要なのは安全です。ドライバーが安全運転を徹底して意識することは大前提ですが、どんなに運転が上手でも、事故のリスクをゼロにはできません。だからこそ、万が一の事故発生時、歩行者や乗員を守る安全性能の高さはぜひ車選びに加えていただきたいポイントです。また、事故リスクを低減する安全運転サポート機能の充実度もチェックしておきましょう。

   

衝突安全性能と予防安全性能に注目し、
安全な車を見つけよう

   

車の安全性に関わる要素は多岐にわたりますが、NASVA(独立行政法人自動車事故対策機構)が実施する自動車アセスメント(新車販売されている自動車に対するさまざまな安全性能に関する試験)の総合評価における「衝突安全性能」と「予防安全性能」を軸にすると理解しやすいでしょう。それぞれ、以下のような意味合いを持っています。

 

■ 衝突安全性能

万が一の衝突事故の際、乗員や歩行者の安全を確保する装備や技術、機能がもたらす性能です。NASVAの自動車アセスメントでは衝突試験(前面・側面・後面)や歩行者頭部・脚部保護性能試験などを通じて評価されます。

 

■ 予防安全性能

衝突事故などを未然に防ごうとする装備や技術、機能がもたらす性能です。NASVAの自動車アセスメントでは衝突被害軽減制動制御装置(被害軽減ブレーキ)や車線逸脱抑制装置などの試験を通じて評価されます。

 

車の安全性能の試験結果と評価は、NASVAのウェブサイトで公開されています。より安全な車を探したい、自分が気になっているモデルの安全性能を確認したい、という場合は、まずはここを検索してみるといいでしょう。

※NASVAの自動車アセスメントではこの2項目に加え「事故自動緊急通報装置」も含まれます。また、各項目は記載されたものだけでなく、多岐にわたる検査を通じて評価されます。検査の詳細は独立行政法人自動車事故対策機構のウェブサイトをご確認ください。

   

   

安全性能は非常に重要なポイントで、特に時間をかけてご案内する部分ですし、お客様も熱心に耳を傾けてくださいます。衝突被害軽減ブレーキやクルーズ・コントロールなど、安全運転をサポートする装備や機能は多岐にわたりますが、モデル、グレードによって、装備や機能の有無は変ります。お目当てのモデルが必要とする機能を備えているかはよくチェックしてみてください。
初心者の方や運転に不慣れな方ならば、車両周囲の状況を目で確認できる360°ビュー・モニター(低速走行時や駐停車時に車両周辺の状況をセンターディスプレイに表示する機能)を備えたモデルもおすすめです。

 

おすすめモデル:MAZDA CX-30

   

画像車両:MAZDA CX-30 グレード:20S i Selection(2WD 6EC-AT) ボディカラー:ジルコンサンドメタリック

   

2021年度の自動車アセスメントにおいて、最高評価にあたるファイブスター賞(衝突安全性能、予防安全性能いずれも最高評価となるAランクであり、事故自動緊急通報装置を搭載した車種)を受賞しており、高い安全性を備えます。また、全グレードで360°ビュー・モニターを装備でき(一部グレードでは標準装備)、より安全、安心なドライブが楽しめるモデルです。運転しやすいコンパクトな車体ながら、SUVらしく室内空間や荷室容量も十分で、幅広いお客様から人気を集めています。
¥2,662,00〜(消費税込/メーカー希望小売価格)

   

【ポイント3】
価格、装備、燃費のバランスは?コスパで選ぶ

車は決して安い買い物ではないので、誰だって、コスパが良いモデルを選びたいでしょう。初めての車だったら、なおのこと「良い買い物をした」と感じたいところです。ただ、コスパの捉え方は人によって千差万別なのが難しいところです。明確な答えこそありませんが、以下のポイントを踏まえ、自分が満足できるカーライフを納得いくコストで楽しめるか、という観点で車を選ぶといいでしょう。

車両価格と装備や積載性能のバランス

仮にお手頃価格で車を手に入れたとしても、内外装のデザイン、仕様、装備に満足できないと、せっかくのカーライフがちょっと残念なことになってしまいます。乗車定員は十分か、自分が必要とする走りができるか、シートの座り心地や、欲しいユーティリティを備えているか、……など、自分が必要とする装備や機能が備わっていて、かつ予算に収まるかをしっかり確認しましょう。

 

とくに積載性能は要チェック項目です。せっかく愛車を手に入れたのに、積もうと思っていた荷物が積みきれない、となるとがっかりです。アウトドアなど大きな道具が必要な趣味がある場合は、お目当ての車に必要な荷物が載せられるか、荷室や車内のサイズをよくチェックしておきましょう。販売店に足を運んで、営業スタッフに積載性能について聞いてみる、実際に試乗車に荷物を積んでみるという方法ももちろんありです!

 

なお、予算に関しては、支払い方法を工夫することで、ワンランク上のモデルを手に入れられる可能性もあります。詳しくは、残価設定型クレジットに関して詳しく解説した、以下の記事をご覧ください。

 

■マツダスカイプラン(残価設定型クレジット)についてはこちら

燃費や自動車税などのランニングコストも含めて検討する

カーライフには燃料代や自動車税といったランニングコストが必要不可欠です。そして、車のスペックに応じてランニングコストは変わってきます。例えば、毎年支払う自動車税(軽自動車の場合は軽自動車税)は排気量によって以下表のように変わります。

   

排気量など 税額
軽自動車(軽自動車税) ¥10,800
電気自動車 ¥29,500
1L以下 ¥29,500
1L超~1.5L以下 ¥34,500
1.5L超~2L以下 ¥39,500
2L超~2.5L以下 ¥45,000
2.5L超~3L以下 ¥51,000
3L超~3.5L以下 ¥58,000
3.5L超~4L以下 ¥66,500
4L超~4.5L以下 ¥76,500
4.5L超~6L以下 ¥88,000
6L超 ¥111,000

自家用(2019年9月30日までに初回新規登録されたもの)

   

その他、自動車重量税や自動車保険料も車の仕様によって値段が変わります。

 

また、燃料代をセーブしたいのであれば、もちろん燃費の良いモデルを選ぶ必要がありますが、同じモデルでも、ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドなどグレードや仕様によって燃費は変わる点には注意が必要です。カタログを熟読して、車両価格と燃費のバランスがいいモデルを選びましょう。

 

車両価格だけでなく、これらランニングコストも視野に入れて選ぶのが、コスパの良い車に出会い、「あれ、毎年こんなに払わなきゃいけないの?」といった事態を防ぐコツです。

   

   

ランニングコストもコスパを考えるうえでは重要ですが、そのクルマからどれだけ満足感を得られるか、という観点でコスパを捉えるお客様も多いです。例えば、車両価格帯からは考えられない内装の上質感、デザインや塗装の品質の高さ、といった要素から感じられる満足感です。他にも、ドアを閉めたときの音、ボタンのクリック感、シートの肌触りなど、五感すべてで感じられる細かい部分の心地よさが積み重なって、満足感のある、コスパの良いクルマと感じてくださっているのだと思います。
こうした感覚的な要素はカタログを見ているだけではなかなか感じられません。ぜひ、お店に足を運び、実車に触れて心地よさを体感していただきたいですね。

 

おすすめモデル:MAZDA3 FASTBACK

   

画像車両:MAZDA3 FASTBACK グレード:15C(2WD 6EC-AT) ボディカラー:ジェットブラックマイカ

   

艷やかさと力強さを両立した美しいボディと、5ドアハッチバックならではの高い積載性能で、多くのお客様に愛されているモデルです。SKYACTIV-G 1.5(ガソリンエンジン)搭載モデルならば自動車税も比較的安く、燃費(WLTCモード)も16.6km/Lと良好なことから、ランニングコストを抑えてカーライフを楽しみたいという方にマッチします。セダンタイプがお好みの方には4ドアセダンモデルの「MAZDA3 SEDAN」もおすすめです!
¥2,209,900〜(消費税込/メーカー希望小売価格)

   

調べて、実際に見て、乗って、初めての愛車に出会おう

たくさんあるモデルの中から、自分にピッタリの1台を探すのは大変ですが、「この車がいいかな?やっぱりあっちかな?」と、悩むのも車選びの楽しいところです。あれこれ調べて、初めての車にふさわしい1台が見つかったら、ぜひお店に行って実車に触れて、試乗してご確認ください。カタログを見ているだけではわからない、皆様の感性に響く魅力がきっと見つかるはずです。「まだ運転に不安がある……」という方でもご安心を。マツダの販売スタッフが運転するクルマにお客様が同乗する、という試乗ももちろんOKですので、気になるクルマの走りの魅力を、安心してじっくり試せます。ぜひ、こちらで気になるモデルの試乗車を探して、お気軽にマツダのお店に足を運んでみてください!

   

   

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