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コンパクトスポーツカーコンセプト
「MAZDA ICONIC SP」に込めた想いとは?後編
Japan Mobility Show 2023(ジャパンモビリティショー2023)で、皆様からたくさんの反響をいただいた「MAZDA ICONIC SP(マツダアイコニック エスピー)」。
前編に続き、後編ではボディカラー「VIOLA RED(ヴィオラ・レッド)」に込めた想いや内装色のこだわりをご紹介します!
ボディカラー「VIOLA RED(ヴィオラ・レッド)」に込めた想い
*左から岩尾、高橋、濱永、山下
■CMFデザイナー 山下
「VIOLA RED(ヴィオラ・レッド)」は“赤を大切にしたい”というマツダの想いをもとに、“前向きに今日を生きる人の輪を広げる”というマツダの企業理念を重ね合わせて作ったコンセプトカラーです。クルマを一目見た瞬間に気分が高揚する「赤」が必要だと思い、それを表現できる色はピュアなソリッドカラーしかないと考えました。そこでスペシャルなソリッドカラーを表現すべく、白色の上に赤色のカラークリアを27回重ねて創り出しました。
カラークリアの瑞々しい透明感と鮮やかな発色は、まるで赤い花のような美しさだと思ったのでこの名前を付けました。もうひとつ、ボディのドラマティックなプロポーションが楽器のヴィオラのくびれに似ていることも、艶やかな「ヴィオラ・レッド」の名前の由来になっています。見た人の気持ちが一瞬でも明るくなり、鮮やかな記憶となって余韻を残してくれるとうれしいです。
*CMFデザイナーとは…クルマの表面を構成する「色」や「素材」をデザインし、クルマのキャラクターを創り出す仕事。C(Color:色)、M(Material:素材)、F(Finish:加工)。
内装色のこだわりは?
■CMFデザイナー 山下
内装色は、ボディカラーの「ヴィオラ・レッド」とのダイナミックなコントラストで、ドアを開けた時ドキっとする組み合わせにしたいと考え「インディゴ・ブルー」を採用しました。
シートは、実際のデニムにも使用されている藍染のコットン糸を使用した3Dニットで包んでいます。広島は日本有数のデニム産地ということ、藍染の赤みを帯びたブルーが赤と組み合わせるのには最高の相性だったということが、この色を選んだポイントです。また環境配慮のため、その他の内装素材にも植物由来の繊維を使用しています。
ブルーの中に際立つ白いパーツは、廃棄される牡蠣殻から作られた素材です。Made in HIROSHIMAのプライドや故郷への愛をもって、サステナブルな提案にしたいと考えました。
その想いを込めて、We will create a beautiful world from the city of peace.(平和の街から美しい世界を創る)と素材に印字させていただきました!
今回のモビリティショーをはじめとした反響について
■ハードモデルグループメンバー一同
ショーの会場では、お客様がMAZDA ICONIC SPに心惹かれている様子や笑顔が広がっていく様子を見ることができ、また、うれしい感想もたくさんいただきました。
世界中の方々にこのクルマの魅力が伝われば良いなと思っています。
皆様いかがでしたでしょうか?
実際に会場でご覧になられた方も、写真などでご覧いただいた方にも今回のコンセプトカーの想いを知っていただけるとうれしいです。
(2023年11月 取材撮影)
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