Life with Diesel
型にはまらないクルマ、それがマツダでした
イラストレーター/アートディレクター 大塚いちおさん
広告のアートディレクションやイラストレーションを数多く手がけ、
近著には、映画監督・是枝裕和氏との共著絵本『クーナ』(イースト・プレス)、
作品集に『illustration book, ICHIO Otsuka ’s MAGIC!』(誠文堂新光社)などがある。
NHK Eテレの人気番組「みいつけた!」のキャラクターデザインおよび番組アートディレクション、
「えいごであそぼ」のメインキャラクターと絵本コーナーを担当。
川崎フロンターレファミリーアートディレクターとしても活躍。
キビキビとした走りと力強いデザイン。
型にはまらないクルマ、それがマツダでした。
「クリエイターなら、やっぱりヨーロッパ車でしょう」という先入観が、当初は僕にもありました。でも、それも型にはまった考え方だよなと、モノづくりの姿勢に共感していたマツダのクルマに乗り換えたんです。以来、アクセラ、先代のアテンザと、今に至るまで数えてみたら5台、マツダのクルマを乗り継いでいます。
もともとバイクに乗っていたこともあって、キビキビした反応や「一緒に走ってるぞ」という感覚をクルマでも味わえるのが、マツダ車の大きな魅力でした。
街中で「どこのクルマですか? ヨーロッパですか?」とよく聞かれるほど個性的で、独特なシャープさのある力強い流線型のデザインも新鮮でした。
「クリエイターなら、やっぱりヨーロッパ車でしょう」という先入観が、当初は僕にもありました。でも、それも型にはまった考え方だよなと、モノづくりの姿勢に共感していたマツダのクルマに乗り換えたんです。以来、アクセラ、先代のアテンザと、今に至るまで数えてみたら5台、マツダのクルマを乗り継いでいます。
もともとバイクに乗っていたこともあって、キビキビした反応や「一緒に走ってるぞ」という感覚をクルマでも味わえるのが、マツダ車の大きな魅力でした。
街中で「どこのクルマですか? ヨーロッパですか?」とよく聞かれるほど個性的で、独特なシャープさのある力強い流線型のデザインも新鮮でした。
クリーンディーゼルを選択することが、
自分として新しいと思えたんです。
アテンザでクリーンディーゼル搭載車が出ると聞いたとき、時代の気分もあると思うのですが、自分としては面白いなと感じました。だから、あえてディーゼルにいってみようかなと思ったんです。
がんがん攻めるような運転だけを追いかけたいなら、ガソリン車を選んだと思います。でも、それで本当にいいのか、という思いが僕にはある。
自分が地球を汚しているのじゃないかという罪悪感みたいなものを、どうしても拭い切れないんです。かといって、環境の面だけを考え、燃費がよければすべてOKという選択もできない。
マツダのクリーンディーゼル車は、環境のこともちゃんと汲みつつ、クルマを運転する楽しさや高揚感もうまくブレンドされている。
アテンザでクリーンディーゼル搭載車が出ると聞いたとき、時代の気分もあると思うのですが、自分としては面白いなと感じました。だから、あえてディーゼルにいってみようかなと思ったんです。
がんがん攻めるような運転だけを追いかけたいなら、ガソリン車を選んだと思います。でも、それで本当にいいのか、という思いが僕にはある。
自分が地球を汚しているのじゃないかという罪悪感みたいなものを、どうしても拭い切れないんです。かといって、環境の面だけを考え、燃費がよければすべてOKという選択もできない。
マツダのクリーンディーゼル車は、環境のこともちゃんと汲みつつ、クルマを運転する楽しさや高揚感もうまくブレンドされている。
今現在の自分の選択として、ちょうどいい感じなんです。
たとえば、すごくカッコいい洋服を買ったとして、「実はこの服、環境にもいいんですよ」となると、その服を身に着ける満足感だけでなく、所有する自分にもよりプラスの作用を感じられるじゃないですか。ディーゼルをあえて選択することも同じで、自分として新しいんじゃないかなと思えたんですね。
旧来のディーゼルのイメージは、
乗った瞬間に吹っ飛びました。
もちろん、ガソリン車から乗り換える前は、旧来のディーゼルエンジンのイメージから、いろいろ心配もしました。たとえば、昔のディーゼルバスのような臭いがしたらどうしようとか。だから、まず聞いたのは「臭いはどうですか?」でした。
あとは、排ガスです。子どもも一緒に乗ることが多いので、そこは絶対に気を使いたかった。でも、説明を聞き、試乗させてもらった瞬間に、そんな心配は吹っ飛びました。
僕の感覚ですけど、ガソリン車と比べてディーゼル車のほうが、大きなものをゆったり動かすような印象で、スーッと走る感じがしますね。加速するときも、静かなまま、ふわっとスピードがでます。
最初のうちは、もっとギアを行ったり来たりさせるような感じがあってもいいかなと思ったのですが、慣れてきたら、それが心地よくなってきて。
もちろん、ガソリン車から乗り換える前は、旧来のディーゼルエンジンのイメージから、いろいろ心配もしました。たとえば、昔のディーゼルバスのような臭いがしたらどうしようとか。だから、まず聞いたのは「臭いはどうですか?」でした。
あとは、排ガスです。子どもも一緒に乗ることが多いので、そこは絶対に気を使いたかった。でも、説明を聞き、試乗させてもらった瞬間に、そんな心配は吹っ飛びました。
僕の感覚ですけど、ガソリン車と比べてディーゼル車のほうが、大きなものをゆったり動かすような印象で、スーッと走る感じがしますね。加速するときも、静かなまま、ふわっとスピードがでます。
最初のうちは、もっとギアを行ったり来たりさせるような感じがあってもいいかなと思ったのですが、慣れてきたら、それが心地よくなってきて。
ムキに踏み込まなくても、思い通りに運転できる感覚がいいですね。トルクが太いからか、パワーもあるし、走りにすごく余裕があります。
今、ちょうど1万7000か1万8000キロぐらいを走ったところ。ディーゼル車は、時間が経つとカラカラ音がすると、昔、聞いたことがありましたが、そんなことはまったくない。逆に、クルマと自分の馴染み具合は、乗りはじめて2年経った今が最高にいい。
いつもの時間が少し変わって。
今の僕の気分に、ピタッとはまりました。
仕事がら「アイデアに詰まると、どうしますか?」と聞かれることが多いのですが、僕の場合、運転する時間が意外といいんです。自宅と仕事場は、クルマで片道40分ぐらい。その時間は運転に集中しないといけないから、仕事で煮詰まっていた頭にポッカリ、別な隙間が生まれるみたいなんです。
そうすると難しかった算数の問題がポロッと解けるみたいに、「あっ、やっぱりあれでよかったんだ」とか、「こんな感じがいいじゃん」って、どこか冷静に見直せるんですよ。
そして、クルマの中では必ずBOSEのスピーカーシステムで、好きな曲をガンガンにかける。このクルマに変えてから、長距離運転も増えましたね。
仕事がら「アイデアに詰まると、どうしますか?」と聞かれることが多いのですが、僕の場合、運転する時間が意外といいんです。自宅と仕事場は、クルマで片道40分ぐらい。その時間は運転に集中しないといけないから、仕事で煮詰まっていた頭にポッカリ、別な隙間が生まれるみたいなんです。
そうすると難しかった算数の問題がポロッと解けるみたいに、「あっ、やっぱりあれでよかったんだ」とか、「こんな感じがいいじゃん」って、どこか冷静に見直せるんですよ。
そして、クルマの中では必ずBOSEのスピーカーシステムで、好きな曲をガンガンにかける。このクルマに変えてから、長距離運転も増えましたね。
僕は新潟出身なので、最近は仕事で新潟市に呼ばれることも多いんです。そうすると、けっこう距離はあるのですが、実家のある上越市にちょっとまわるとか、海を眺めに行くとか、いろいろ寄り道が楽しくなりました。おそらく1回給油したら、800キロぐらいは余裕で走ると思います。やったことはないけど、おそらく新潟と東京ぐらいは、往復できるんじゃないかな。
走りもいいし、燃費もいいし、音も最高──マツダのクリーンディーゼルという選択は、今の僕の気分に、ピタッとはまりましたね。
- 2014年8月インタビュー時点の内容です。