HISTORY OF ROADSTER

HISTORY OF ROADSTER

ロードスターの本質を極め、確立したモデル

初代と2代目の伝統を継承しながら、より高度なパフォーマンスと
楽しさの融合を図ることで、革新的な進化を目指しました。
ほぼすべての部品を新設計し、一からその魅力を見直しています。

ロードスターの本質を極め、確立したモデル

一からチーム全員で「人馬一体」を考え、
ほぼすべての部品を最新の技術で新設計

2代目は初代のアンダーボディを継承していましたが、3代目ロードスターでは
ほぼすべての部品を最新の技術で新設計しました。

開発では、チーム全員でもう一度「人馬一体」のコンセプトを
正しく理解して共有することから始め、
自らの領域で「人馬一体」の実現にどう取り組んでいくかを個々に宣言。
ロードスターの進むべき方向性を共有する目的で
コンセプトトリップを何度も繰り返しました。

そうして、マツダのアイコンモデルとしてのポジションを成立させながら、
「人馬一体」コンセプトをさらに進化させました。

一からチーム全員で「人馬一体」を考え、ほぼすべての部品を最新の技術で新設計

デザインイメージの継承と進化

デザインは、世界中の様々な人々に広く愛されてきた、
初代および2代目のデザインの特徴を改めて認識するところから始めました。

   

エクステリア

「シンプル」「コンテンポラリー」「ファン」「フレンドリー」という4つのキーワードを掲げ、新しさのなかにもシンプルでクオリティの高いデザインを創出しました。
リフレクションを効果的に取り入れて、見る角度によってさまざまに表情を変えるダイナミックなフォルムを追求しています。

エクステリア

「シンプル」「コンテンポラリー」「ファン」「フレンドリー」という4つのキーワードを掲げ、新しさのなかにもシンプルでクオリティの高いデザインを創出しました。
リフレクションを効果的に取り入れて、見る角度によってさまざまに表情を変えるダイナミックなフォルムを追求しています。

   

インテリア

「心地よい開放感とタイト感の絶妙なバランス」をテーマに掲げ、ロードスターのアイデンティティを継承しながらもエモーショナルでモダンなデザインとしました。
T字型インストルメントパネル、センターバックボーンの骨格を強調するセンターコンソール、そして、水平と垂直で構成した明快なラインで剛性感とスポーツカーとしての資質を表現しました。

インテリア

「心地よい開放感とタイト感の絶妙なバランス」をテーマに掲げ、ロードスターのアイデンティティを継承しながらもエモーショナルでモダンなデザインとしました。
T字型インストルメントパネル、センターバックボーンの骨格を強調するセンターコンソール、そして、水平と垂直で構成した明快なラインで剛性感とスポーツカーとしての資質を表現しました。

「人馬一体」テイストの統一

車両のダイナミック特性から感じる「人馬一体」感のテイストを統一するために、「統一感タスク」と呼ばれるエキスパートチームを編成し、感覚的な領域についても定量化と育成を行いました。
統一感の基準はハンドリングの代表特性であるゲイン(操舵に対する車両応答の早さ)と操舵力(ステアリング操作力)のバランスポイントを定量化して設定し、それをベースにパフォーマンスフィール、アクセル、ブレーキ、クラッチの操作力/操作フィール、シートのホールド性能などの目標値を設定し、統一感の実現を行いました。

将来に布石を打った「コモンアーキテクチャー」の採用

将来に布石を打った「コモンアーキテクチャー」の採用

基本的に同じプラットフォームを使っていた2代目までとは異なり、3代目ロードスターは様々な環境・安全要件に対応するために新規プラットフォームの導入が必須でした。マツダはそれをロータリーエンジン搭載のフロントエンジン後輪駆動モデルであるRX-8との「コモンアーキテクチャー」によって実現しました。
パワーユニットを車両中心側に大胆にレイアウト可能なフロアトンネルを持つフロントミッドシップレイアウトや、50:50の前後重量配分などマツダのスポーツカーとして重要な要素は共有しつつ、ロードスター独自のダイナミック性能や軽快感を実現するために、ボディ、シャシー、パワートレイン、電子機器はすべてロードスター専用設計としました。このふたつのスポーツカーで共有する主要部品は存在せず、それぞれにとってベストなレイアウトや部品設計としています。
また、3代目ロードスターで追求したパフォーマンスフィールやダイナミック性能の統一感の考え方は、初代から続く人馬一体コンセプトとともにマツダ車全般の開発を行う上でのバックボーンとなりました。

パワーリトラクタブルハードトップ

2006年8月には、マツダ独自の画期的な電動ルーフシステムをもつパワーリトラクタブルハードトップ(RHT)モデルを追加しました。
RHTのルーフ部はフロントルーフ、ミドルルーフ、リアウインドーガラスの3つに分割されており、オープンにする際はこれらが電動で折りたたまれながら移動し、シート後方のキャビン内格納スペースに収まる構造を世界で初めて実現しました。ソフトトップモデル同様のレスポンスに優れた走行性能と、エモーショナルなスタイリングを継承しながら、誰でもどこでもボタンを押すだけで、素早く容易にルーフの開閉操作が可能となりました。
また軽量コンパクトなリンク機構によって、当時では世界最速の12秒という開閉時間を実現しました。

パワーリトラクタブルハードトップ車(プレミアムパッケージ装着車)

パワーリトラクタブルハードトップ車
(プレミアムパッケージ装着車)

10年にわたるライフサイクル中の熟成

2008年に行った商品改良では、マツダ車の特徴である5角形グリルや引き締まった造形のヘッドランプを採用。フロントバンパー、サイドシルガーニッシュやリアコンビネーションランプ形状も変更し、力強さを表現しました。RHTモデルには、クロームメッキで縁取られたメッシュタイプのグリルなどを採用し、上質感を醸成する専用装備を設定しました。エンジンはMT車のエンジン最高回転数を7,500rpmとして高回転域での伸び感を向上。シャシーはフロントのロールセンター高を下げることにより、ステアリングの切り始めから自然なロール感と操舵に対するリニアな応答性を向上しました。

2012年に行った商品改良では、フロントグリル開口部を拡大し、フロントチンスポイラーを新採用するなど、より精悍なデザインとしました。
また、万一の事故の際にボンネット後端を持ち上げて、歩行者の頭部への衝撃を緩和する「アクティブボンネット」(歩行者保護システム)を初採用し、世界の安全基準に対応。さらに加減速コントロール性なども向上させました。

2008年商品改良モデル

2008年商品改良モデル

2012年商品改良モデル

2012年商品改良モデル

ロードスターの本質を極め、確立した3代目

3代目ロードスターは2005年から2015年までの10年にわたって商品魅力を熟成するとともに、マツダのその後のモデルでスタンダードとなるような様々な技術開発を積み重ねたクルマとなりました。
2代目の基本コンセプト「Lots of Fun」を引き継ぎ、より多くの方々と共有すべく、お客さまとのつながりをさらに深める試みも行いました。ハワイで3代目を披露する試乗会を行った際にはマツダとして初めて世界各国のファンクラブの代表の方々をお招きし、いち早くその仕上がりを体験していただきました。ジャーナリストやメディアの皆さまにもロードスターの楽しさにより深く触れていただきたいという思いから、それまでは日本のみで行われていたメディア対抗のレースを、イタリアとスウェーデン(氷上レース)でも行いました。
初代発売から25周年を迎えたメモリアルイヤーである2014年には、3代目のモデルサイクルの終わりを飾る25周年記念車をニューヨークオートショーにて発表しました。同ショーでは4代目ロードスターのシャシーモデルも発表し、それまでに培われた技術が次の世代へと受け継がれる準備が整ったことを伝えました。

ロードスターの本質を極め、確立した3代目

ロードスター ~30年の物語、そして今~

AUTOMOBILE COUNCIL 2019でロードスター30周年記念車をお披露目。今年のマツダブース、出展テーマは「ロードスター ~30年の物語、そして今~」。ブース全体で、今年で30周年を迎えたロードスターの歴史を表現しています。
今回展示したのは「初代(赤・1989年のオリジナルモデル)」「2代目(青・10周年記念車)」「3代目(白・20周年記念車)」で、これらの色は、30年前にロードスターが世界で初めてデビューしたアメリカのシカゴオートショーに出品された初代モデル3台のボディーカラー「赤・白・青」にならっています。「このクルマを生み出した人々へのリスペクトと、30周年記念車に至るまでのロードスターの歴史を表現してもいる」ことをお伝えしました。

ロードスター ~30年の物語、そして今~

ロードスター20周年記念車(3代目モデル)

3代目、4代目ロードスター 開発主査 山本修弘

3代目、4代目ロードスター 開発主査 山本修弘

「ロードスターの開発に22年前から携わり、そのうち8年間を3代目と4代目の主査として過ごしました。当初開発副主査として携わった3代目の開発は、衝突安全規制強化に対応するためサイズアップを余儀なくされるなど、難題への挑戦となりました。コンセプトは『Lots of Fun』と初代からの『人馬一体』を継承しており、特に軽量化とハンドリング開発に多くの労力を割きました。
その後、貴島さんから主査を引き継いだこの3代目は、10年という長い販売期間となりましたが、途中の商品対策に時間をかけられたおかげで、人馬一体の走りを新しいアーキテクチャーで実現するノウハウが蓄積され、それを4代目に大きく生かすことができました。4代目の開発メッセージである『守るために変えていく』は、未来につながると信じています。
ロードスターは30周年を迎えたいまでも、私たちにとって永遠の相棒であり、これからも変わらず天空にある北極星のように、輝く存在であり続けることでしょう。」

次回は4代目ロードスターをご紹介します。お楽しみに。

ロードスター30周年記念動画

ロードスターの誕生からNDへ至るまでの想いを、当時の開発主査・デザイナーを交えて語っていただきました。

TOP