MAZDA3の音響エンジニア 若松 功二のトークセッション。オーディオ開発陣が込めた想いと魅力について若松が語ります。
MAZDA3の音響エンジニア 若松 功二のトークセッション。オーディオ開発陣が込めた想いと魅力について若松が語ります。
マツダで音響開発に携わる若松 功二。音楽との出会いについてこう語った。
「少しオーディオに手を加えていた友人のクルマに乗った時、"クルマでもこんなに良い音が聞けるんだ”と驚きました。
そこから自分のクルマでもスピーカーやアンプをチューニングするようになり、
いつしか、より本格的に、実際の自動車メーカーで音響の仕事をしたいと思うようになりました」。
後に若松は、地元のメーカーであったマツダに入社すると、この部署で働きたい!と猛烈にアピール。
その想いが伝わり念願叶ってマツダの音響開発チームの一員になりました。
入社してすぐ音響開発の仕事を手に入れた若松は、これまでに数多くのクルマに関わってきましたが、
それと同時に試聴室にも手を加えていきました。
「音の良し悪しは、数値で表せるものではないと思っています。ですから自分の耳で聞いて、
本当に良いか悪いか、すべて私自身の感性を大切に、より良い試聴室を作り上げてきました。」
自動車メーカーの音響開発部門がここまで試聴室にこだわるのはなぜなのか?そんな疑問に若松はこう答えます。
「音の世界は、料理の世界と一緒だと思っています。美味しいものをちゃんと食べて味わっておかないと、味を伝えることは難しいと思います。それと同じで良い音をちゃんと理解した上で、感性を磨き、それを開発に生かしていく。そのためにこの部屋が必要なのです。」
自動車メーカーの音響開発部門がここまで試聴室にこだわるのはなぜなのか?そんな疑問に若松はこう答えます。
「音の世界は、料理の世界と一緒だと思っています。美味しいものをちゃんと食べて味わっておかないと、味を伝えることは難しいと思います。それと同じで良い音をちゃんと理解した上で、感性を磨き、それを開発に生かしていく。そのためにこの部屋が必要なのです。」
ロードスター(NC型)以降のマツダ車はすべて若松がその音作りに関わってきています。
開発をしているなかで、悩むことも、考え方がブレたりすることも当然あります。
そんな時はこの部屋であるべき音、理想の音を聞き、自分自身の感性を正しくリセットする、そんな役割を担う場所でもあるのです。
若松がそこまでして音にこだわったのは彼の音楽との出会いにありました。
「音楽を聴きながらドライブするのが楽しいという、あの感覚を体験してもらいたかったのです。
もちろんボーズサウンドシステムの設定もありますから音楽が好きな方はボーズを選べば間違いないと思われるでしょう。
でもその一方で純正オーディオはつまらないとは思ってほしくなかったのです。純正なのに音が良い、そんな価値を提供したかったのです。
もちろんそれを実現することは簡単ではありませんでしたが、なんとか形にすることができました」。
「CX-60では”アーティストの想いや空気感まで感じとれるようなサウンド”の実現を目指し、
必要な音がまっすぐ耳に届いて、走行中の乗員の心が落ち着き、感性が研ぎ澄まされるような音響空間を造り上げました」。
MAZDA3では3Lの容量を持つカウルサイドウーファーを採用しましたが、さらに低いところまで担えるよう、CX-60ではその容量を車両骨格の一部を使うことで4.8Lにまで拡大させています。
これにより低域の再生帯域を増やし、55Hzから可聴できるというダイナミックレンジの拡大を実現し、より上質なサウンドを再現できるようになりました。
MAZDA3では3Lの容量を持つカウルサイドウーファーを採用しましたが、さらに低いところまで担えるよう、CX-60ではその容量を車両骨格の一部を使うことで4.8Lにまで拡大させています。
これにより低域の再生帯域を増やし、55Hzから可聴できるというダイナミックレンジの拡大を実現し、より上質なサウンドを再現できるようになりました。
また右側フロントシート下に配したアンプは6年もの歳月をかけ開発。
安定した電源供給やマツダ専用のカスタムコンデンサの搭載を始め、微細な音まで再現し音の情報を
最大現に引き出す素音チューニングを行うなど、ハイエンドオーディオの技術思想を盛り込んだ高音質アンプを完成させました。
さらに高音質化機能としてCD音源に含まれる量子的ノイズを除去する
MSR NR(Master Sound Revive Noise Reduction)をクルマに搭載される純正オーディオとしてはじめて採用しています。
CX-60でさらに進化した「MAZDA HARMONIC ACOUSTICS」。
その始まりでもあるMAZDA3発売当時の動画をご覧ください。
* 2019年に撮影したものです。そのため、実際の装備・仕様とは異なる場合がございます。
MAZDA3の音響エンジニア 若松 功二のトークセッション。オーディオ開発陣が込めた想いと魅力について若松が語ります。
MAZDA3の音響エンジニア 若松 功二のトークセッション。オーディオ開発陣が込めた想いと魅力について若松が語ります。
「まるで映画館にいるようでした」。車両骨格を生かしたスピーカーレイアウトと静粛性を実現した音響空間のお客様の声をご紹介します。(動画3:37~5:49)
「まるで映画館にいるようでした」。車両骨格を生かしたスピーカーレイアウトと静粛性を実現した音響空間のお客様の声をご紹介します。(動画3:37~5:49)