エンジンオイル
役割
人間の血液のようにエンジン内部のすみずみまでゆきわたり、
エンジンの動きを円滑にしています。
エンジンオイルには下記の重要な役割があります。
潤滑:シリンダー、ピストンリングなどの金属同士の摩擦を油膜でおさえます。
洗浄:エンジン内部に発生する鉄粉や燃えかすなどの汚れを包み込みます。
衝撃吸収:ピストンなどの衝撃をおさえて、振動や異音の発生をおさえます。
密封:ピストンとシリンダーの間の隙間をふさぎ、パワーロスを防ぎます。
冷却:燃焼や摩擦で高温になるエンジンの熱を冷却します。
防錆:水蒸気などによる錆を防ぎます。
マツダ純正エンジンオイルの特長
マツダ車のエンジン性能を最大限に発揮
マツダ純正エンジンオイルはマツダ車に適合するよう開発されているため、
マツダ車のエンジン本来の性能を最大限に引き出すことができます。
エンジン内部の耐劣化、耐摩耗、清浄性維持やディーゼルエンジンのDPF(Diesel particulate filter)の
性能維持に優れるだけでなく、実用燃費の向上にも効果があります。
エンジンオイル分類の見方
粘度記号
エンジンオイルの見分け方として、どのような環境(季節や温度)で使えるかを表す粘度記号があります。
低温時の粘度 ※数字が大きいほど粘度が高い | ||
---|---|---|
0W |
5W |
10W |
高温時の粘度 ※数字が大きいほど粘度が高い | ||
---|---|---|
20 |
30 |
40 |
品質規格
エンジンオイルは粘度以外にも質のグレードである「API分類」、「ILSAC規格」などによって分類されています。
API規格
- American Petroleum Institute
- 米国石油協会の規格で、エンジンオイルの品質を規定しています。
- ガソリンオイルでは「SP」が最新の規格で、最高グレードです。
- 米国石油協会の規格で、エンジンオイルの品質を規定しています。
- ガソリンオイルでは「SP」が最新の規格で、最高グレードです。
ILSAC規格
- International Lubricant Standardization & Approval Committee
- 地球環境保全の為には、自動車メーカーとオイルメーカーの協力が不可欠なことから制定されたガソリンエンジン規格です。
- API規格をベースに国際潤滑油標準化認定委員会で定めた規格で、更に省燃費性が必須項目です。
- 現在「GF-6」が最新規格となっており、ILSAC適合マークは「GF-6」のみ表示可能です。
- 地球環境保全の為には、自動車メーカーとオイルメーカーの協力が不可欠なことから制定されたガソリンエンジン規格です。
- API規格をベースに国際潤滑油標準化認定委員会で定めた規格で、更に省燃費性が必須項目です。
- 現在「GF-6」が最新規格となっており、ILSAC適合マークは「GF-6」のみ表示可能です。
ILSAC | API | |
---|---|---|
GF-6 | SP |
2020年制定。SNに比べて、省燃費性能や耐エンジンスラッジ、清浄性等を強化。 |
GF-5 | SN |
2010年制定。SMに比べて、省燃費性能の持続性のさらなる向上や触媒保護性能を強化。 |
GF-4 | SM |
2004年制定。SLに比べ、浄化性能・耐久性能・耐熱性・耐磨耗性に優れている。 |