メディア対抗ロードスター4時間耐久レースとは?

「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」は自動車専門誌やテレビやラジオ、インターネットなどで情報を発信する自動車専門誌の編集者、各誌面へ寄稿する自動車ジャーナリストらが集まり、”4時間の耐久レースを通じて、走る歓びを体感し、その愉しさをメディアを通して発信することで自動車文化を育む”という趣旨のもと、年に一度筑波サーキットで開催している歴史あるモータースポーツイベントです。初代ロードスターが誕生した1989年に始まり、今年で35年目を迎えます。

メディア対抗ロードスター4時間耐久レースの見どころは?

数あるモータースポーツカテゴリーの中でも耐久レースは多くの面白さや見どころが詰まったカテゴリーです。長時間にわたるレースは短時間で行われるスプリントレースとは異なり、どのようにペースをコントロールして長いレースを戦い抜くか、どのようなタイミングで燃料補給やドライバー交代を行うのかなど、各チームの戦略が勝敗の行方を大きく左右します。さらに耐久レースは複数のドライバーが一台のクルマを交代しながら運転するため、それぞれのドライバーのドライビングスキルやスタイル、また得意・不得意なコンディション(昼間、夜間、雨天など)などもレースの流れを変える要素になってきます。

長時間におよぶレースでは、タイヤの摩耗や燃料の減少によるマシン挙動の変化などもあるうえ、天候が急変し突然雨が降り始めることや、他チームのマシントラブルやアクシデントでペースカーが入ることもあります。日が沈めば暗闇の中での走行となり、ドライバーの集中力も試されます。各チームはこのように刻一刻と変化する状況にも素早く対応し、戦略を見直し、レースを戦っていきます。耐久レースはチェッカーフラッグが振られるまでどのチームが勝つかわからない、ゴールまで目が離せないのが一番の見どころです。メディア対抗ロードスター4時間耐久レースはこのような耐久レースならではの面白さが凝縮されたレースであり、参加しているチームやドライバーはもちろんのこと、見ている人も夢中になれるレースなのです。

メディア対抗ロードスター4時間耐久レースのレースフォーマットは?

メディア対抗ロードスター4時間耐久レースは、その名の通り4時間の耐久レースです。1チームは4名〜5名で構成され、1名の連続運転時間は52分(助っ人ドライバーは連続運転時間42分)と定められています。決勝レースは満タン(40L)でスタートし、レース中に1回のみ、20Lまでの給油が認められています。またドライバー交代時には、ドライバー交代時間として1回に1分間以上の停止義務があります。各チームおよびドライバーはゴールまで燃料残量を気にしながら時に加速をし、時にペースを守りながら、4時間という長丁場のレースを戦い抜き、誰よりも多くの周回数でゴールすることを目指します。

*ドライバー交代時間として1回に1分間以上の停止義務がある。

*ペースを守るか、加速して追い抜くか。燃料の残量等の様子を見ながら判断していく。

さらにこのレースは過去の成績やドライバーの技量を元に、チームによっては追加ピットストップ時間が指定されるハンディキャップが与えられます。このハンディキャップにより、どのチームにも優勝のチャンスが生まれ、毎戦ゴールするまで結果がわからない、手に汗握るレース展開になります。参加者だけでなく、見ている人もモータースポーツの面白さ、耐久レースの楽しさを感じられる部分も、メディア対抗ロードスター4時間耐久レースが35年以上続いてきた理由のひとつになっています。

メディア対抗ロードスター4時間耐久レースの使用車両・燃料は?

初代ロードスターが誕生した1989年にスタートしたメディア対抗ロードスター4時間耐久レースは、現在まで一貫として市販されているロードスターをベースにした車両がレースに用いられてきました。1989年から1997年までは初代ロードスター(NA型)を使い、1998年に2代目ロードスター(NB型)へと車両変更が行われ、2005年には3代目ロードスター(NC型)へ、そして2015年からは現行型ロードスター(ND型)へと使用車両を変更、過去35年で歴代すべてのロードスターがこの耐久レースを戦ってきました。

レースに使用される車両は厳格なレギュレーションのもとロールゲージやレーシングシートなど安全装備を含め全車イコールコンディションが保たれ、参加チームはタイヤの空気圧以外の一切の改造および調整が禁止されています。2024年からは「ロードスター・パーティレースⅢ」の車両規則に則った、一般の皆様にもお求めいただける仕様のロードスターNR-Aでレースを行います。また、2024年より、環境に配慮したカーボンニュートラル燃料を使用します。

メディア対抗ロードスター4時間耐久レース 歴代優勝チーム

回数開催年月日優勝チームドライバー
第35回2024年9月21日(土)ベストカーxおと週・新音羽不夜城大井貴之、武井寛史、飯干俊作、梅木智晴、尾崎俊介
第34回2023年9月9日(土)ENGINE RACING TEAM国沢光宏、大井貴之、鎌田卓麻、大田優希、村山雄哉
第33回2022年12月3日(土)NEKO RACING TEAM佐藤孝洋、永田郷、斎藤慎輔、橋本洋平
第32回2022年3月19日(土)Start Your Engines桂伸一、石井昌道、齋藤洋輝
第31回2020年9月5日(土)Tipo / Daytona佐藤考洋、永田郷、斎藤慎輔、橋本洋平
第30回2019年9月7日(土)J-WAVEピストン西沢、高橋滋、富澤勝、瀬戸光唯志
第29回2018年9月1日(土)ENGINE村上政、鎌田卓麻、国沢光宏、大井貴之
第28回2017年9月2日(土)J-WAVEピストン西沢、高橋滋、富澤勝、瀬戸光唯志
第27回2016年9月3日(土)Hot-Version DVD仁礼義裕、藤野秀之、河野詩音、平岡英郎、川畑真人
第26回2015年9月5日(土)J-WAVEピストン西沢、高橋滋、富澤勝、後藤比東至
第25回2014年9月6日(土)J-WAVEドライヴ トゥー ザ フューチャーピストン西沢、高橋滋、富澤勝、松井由紀夫
第24回2013年9月7日(土)ティーポ / デイトナ佐藤考洋、永田郷、斎藤慎輔、橋本洋平
第23回2012年9月1日(土)ティーポ / デイトナ / カーマガジン佐藤孝洋、永田郷、斎藤慎輔、橋本洋平
第22回2011年9月3日(土)carview.co.jp加藤拓人、伏木悦郎、北畠主税、北畠蘭知亜
第21回2010年9月4日(土)Start Your Engines.jp吉田寿博、吉岡卓朗、古場博之、黒川聡司
第20回2009年9月5日(土)ENGINE鈴木正文、大井貴之、坂本祐也、鎌田卓麻、村上政
第19回2008年9月20日(土)Tipo佐藤考洋、石井昌道、壷林貴也、斎藤慎輔、橋本洋平
第18回2007年9月15日(土)Tipo&AiR佐藤考洋、石井昌道、斎藤慎輔、橋本洋平、壺林貴也
第17回2006年9月16日(土)Tipo&AiR佐藤考洋、橋本洋平、石井昌道、斎藤慎輔
第16回2005年9月17日(土)Best MOTORing仁礼義裕、服部尚貴、ピストン西沢、石浦宏明
第15回2004年9月25日(土)Hot-Version土屋圭市、風間靖幸、林健一、戸辺肇、本田俊也
第14回2003年9月27日(土)Young Version野田航也、谷口信輝、グイグイ村尾、今村陽一
第13回2002年9月28日(土)Tipo/cars-I石井昌道、三船剛、壺林貴也、斉藤慎輔
第12回2001年9月8日(土)Best MOTORing山本亨、黒沢翼、服部尚貴、黒沢元治
第11回2000年9月2日(土)REV SPEED古賀敬介、塩谷公邦、松本玲二、大井貴之、斎藤聡
第10回1999年9月25日(土)Hot-Version本田俊也、田名部英樹、仁礼義裕、川崎俊英、谷口信輝
第09回1998年9月13日(土)Tipo嶋田智之、斎藤慎輔、石川仁、石井昌道
第08回1997年7月19日(土)週刊プレイボーイ池沢さとし、唐沢寿明、村松康生、坂本正幸、石川仁
第07回1996年7月20日(土)Tipo太田哲也、斉藤慎輔、石井昌道
第06回1995年7月29日(土)Racing on田中哲也、有冨誠一郎、中谷明彦
第05回1994年7月23日(土)ドライバー萩原秀輝、斉藤聡、橋澤宏
第04回1993年10月16日(土)スコラ池沢さとし、山野哲也、飯田裕子
第03回1992年10月17日(土)スコラこもだきよし、池沢さとし、山野哲也
第02回1990年11月17日(土)週刊プレイボーイ清水和夫、村松康生、清水泰雄
第01回1989年11月18日(土)Best MOTORing大井貴之、正岡貞雄、田部靖彦
  • 第31回大会、第32回大会は2.5時間の耐久レースとして開催