夏のドライブで最も気になるのは「車内温度の上昇」ではないでしょうか。熱気がこもった車内は、乗り込むだけでも息苦しさを感じてしまいますよね。また、温度が高くなった車内は不快なだけでなく、熱中症を引き起こしたり、スマートフォンが壊れたりといった悪影響を及ぼす可能性もあります。この記事では炎天下での車内温度の変化とその危険性、さらに車内を涼しくするための対策も紹介します。ちょっとした対策で車内温度を効率よく下げて、涼しく快適な夏のドライブを楽しみましょう。
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夏のドライブで最も気になるのは「車内温度の上昇」ではないでしょうか。熱気がこもった車内は、乗り込むだけでも息苦しさを感じてしまいますよね。また、温度が高くなった車内は不快なだけでなく、熱中症を引き起こしたり、スマートフォンが壊れたりといった悪影響を及ぼす可能性もあります。この記事では炎天下での車内温度の変化とその危険性、さらに車内を涼しくするための対策も紹介します。ちょっとした対策で車内温度を効率よく下げて、涼しく快適な夏のドライブを楽しみましょう。
真夏の炎天下に駐車した場合の車内は、短時間で高温になります。どれほど危険な温度になるのか、JAF※1がデータを公表しているので紹介します。
車内温度の変化を測定した実験データによると、エンジン停止後に温度が急上昇し、30分で約45度に。約3時間後には55度を超え、最高57度まで車内温度が上昇しました。ほんのわずかな時間で危険な暑さに達していることが分かります。
短時間の駐車でも熱中症を引き起こす可能性があるため、車内にお子様や高齢者、ペットを残したままエンジンを停止するのはとても危険です。
また、クルマを離れる時にエンジンをかけて、エアコンを作動させたままにしておくのも良くありません。エンジンをかけたままの状態では、お子様やペットのいたずらによる装置の作動やクルマの発進など思わぬ事故につながる可能性があるうえに、環境にも悪影響です。わずかな時間でもクルマから離れる時はエンジンを停止し、クルマの中に誰もいないよう注意してください。
車内への置き忘れに注意!
先ほど紹介した実験データでは車内の最高温度は57度、直射日光が当たるダッシュボード付近ではさらに温度が高くなり79度を記録しました。そこで気をつけたいのが「車内への置き忘れ」です。危険な暑さの中では、物によっては爆発や引火・発火を引き起こす場合もあります。また、熱に弱いものが溶けたり、電子機器が故障したりといったトラブルも。そのため、車内に置き忘れがないか降車時にしっかりとチェックすることが大切です。
高温になった車内で危険なもの
● 爆発・引火の危険性があるもの:スプレー缶、炭酸飲料、ライター、消毒用アルコールなど
● 溶けてしまうもの:化粧品、クレヨン、飴など
● 直射日光で自然発火の危険性があるもの:メガネ、ウインドーガラスに取り付けた吸盤、水が入ったペットボトルなど
● 故障する可能性があるもの:スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなど
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シートベルトの金具などにも要注意!
車内温度が上昇したり、車内に直射日光が降り注ぐことで、ハンドルやシート、シートベルトの金具などが高温になり、やけどすることもあるので注意が必要です。
また、チャイルドシートの金具でお子様が低温やけどをしてしまう恐れもあります。お子様を乗せる時はシートや金具の熱さに問題がないか、座らせる前にチェックしましょう。
では、高温になってしまった車内温度はどのように下げればいいのでしょうか?
JAF※2のテストで効率がいい方法として紹介されているのが、エアコンの「外気導入・内気循環」を活用しながら、窓を全開にして走行する方法です。車内にこもった熱をスムーズに放出させることで、効率よく車内を冷やすことができます。外気導入・内気循環のスイッチはエアコンパネル付近にあるので、下記アイコンを参考に確認しておきましょう。
外気導入:外気を取り入れて換気したい時や、ガラスの曇りを取る時に使用します。
内気循環:トンネル内や渋滞など外気が汚れている時や、急速に冷房したい時など、外気を遮断したい時に使用します。
■ 車内温度を効率よく下げる手順
1.窓を全開にします。
2.エアコン(オート)の外気導入スイッチを押し、温度をLoに設定して走行し、車内の熱気を外に出します。
3.走行してから2分後に窓を閉め、内気循環スイッチを押し、車内を冷やします。
※2 日本自動車連盟(JAF)ユーザーテストから引用
出典
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/lowering
POINT
乗り込む前にクルマのドアを何度か開閉させることで、こもった熱を逃がし、その後エアコンを作動させることで、短時間で車内の温度を効率的に下げる方法もあります。
暑い季節にぴったりの2つの機能をご紹介します。
【対象車種】(2023年7月時点 現行車情報)
CX-5 25S/XD(Sports Appearance)、CX-5 XD(Exclusive Mode)、CX-60 25S(Exclusive Mode)、CX-60 XD(Exclusive Mode)、CX-60 XD-HYBRID(Exclusive Sports/Exclusive Modern/Premium Sports/Premium Modern)、CX-60 PHEV(Exclusive Sports/Exclusive Modern/Premium Sports/Premium Modern)
シートに取り付けられたファンで、シート表面の空気を吸い込むことにより換気をし、涼しく感じられます。汗をかいている時も、涼しく快適にドライブをスタートできます。
シートベンチレーションの使い方
電源ポジションがONのとき、スイッチを押すと作動します。作動中はスイッチ内の表示灯が点灯し、スイッチを押すごとに、高⇔中⇔低⇔OFFに切り替わります。
【対象車種】(2024年7月時点 現行車情報)
MAZDA3(2023年4月以降生産 ※15S/15S Touring/15S Black Tone Editionは除く)、MAZDA CX-30(2023年9月以降生産)、MAZDA CX-60、MAZDA ROADSTER(2023年10月発表)、MAZDA ROADSTER RF(2023年10月発表)
MyMazdaアプリを利用し、クルマから離れていてもエンジンのON/OFFの操作ができる機能です。リモートエンジンスタートを活用し、エアコンを起動しておけば、出発時に快適に過ごすことができます。
リモートエンジンスタートの使い方
MyMazdaアプリのホーム画面中央に表示されている[START]を長押しします。
リクエストが成功するとエンジンが始動し、前回エンジンを停止した時の状態でエアコンが作動します。
また、エンジンスタート後、ドアやリフトゲートなどを開けるとエンジンが停止します。
なお車両を動かす際は、キーを持ったドライバーがプッシュボタンスタートでエンジンONをすることで、走行することが可能です。
POINT
クルマから降りるときに、お好みの温度にエアコンを設定しておきましょう。
ボンネットを開いて、冷却水の量を確認したことはありますか?冷却水が不足していると、オーバーヒート(エンジンが本体が熱くなりすぎる)してしまうことがありますので、夏の間にこまめに点検してみてください。
● エンジンが十分に冷えるまで、ラジエーターキャップやリザーバータンクのキャップは開けないでください。エンジンが熱いときにキャップを外すと、蒸気や熱湯が噴き出すことがあり危険です。
* 画像の右下の>を押下すると次の手順が確認できます。
1.運転席右下にあるボンネットオープナーを手前に引くと、ボンネットが少し浮き上がります。
※運転前などエンジンが十分に冷えている時に実施してください。
2.ボンネットを開き、冷却水のリザーバータンクを確認します。
3.車種によって、リザーバータンクの位置は異なりますが、キャップに「COOLANT」と書いてあるものが冷却水が入っているリザーバータンクの目印です。
4.リザーバータンク内の液面が、上限(FULL)と下限(LOW)の間にあるかを目視により点検します。
※画像は(FULL)と刻印されている位置を指しています。
液面が下限(LOW)より低かった場合
リザーバータンクのキャップを外し、タンクの上限(FULL)まで冷却水を補給してください。補給後は、キャップを確実に取り付けてください。ラジエーターキャップまたは、その付近に「FL22」のマーク(右)がある場合は、純正ロングライフクーラント(ゴールデン)を使用してください。詳しくはマツダ販売店にご相談ください。また、冷却水を補給しても少なくなるときは、マツダ販売店で点検を受けてください。
夏から秋にかけて、旅行やレジャーなどクルマで出かける機会が多くなります。車内温度の上昇は熱中症や脱水症状を起こす危険性があるため、お子様や高齢者に限らずドライバーの方も十分注意しましょう。今回ご紹介した車内温度を下げる方法などを活用して、夏のドライブを安全かつ快適に楽しんでください。