これまでCLUB MAZDAでは、モータースポーツの楽しみ方をいくつかご紹介させていただきました。
まだ自分にはちょっとハードルが高いかなと感じている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、クルマ好きではありながら、モータースポーツには参加するきっかけがなかったマツダ社員が、以前ご紹介した「オートテスト」に初めて参加してきました。モータースポーツの世界に踏み込んだその様子をぜひご覧ください。
許可を受け安全に配慮して撮影しています。専門家監修のもと、撮影・記事制作を行っています。 この記事は2023年10月時点のものとなります。
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これまでCLUB MAZDAでは、モータースポーツの楽しみ方をいくつかご紹介させていただきました。
まだ自分にはちょっとハードルが高いかなと感じている方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、クルマ好きではありながら、モータースポーツには参加するきっかけがなかったマツダ社員が、以前ご紹介した「オートテスト」に初めて参加してきました。モータースポーツの世界に踏み込んだその様子をぜひご覧ください。
オートテストはパイロン(マーカー)を設定したコースを1台ずつ走り、「運転の正確さ」を競います。コースにはスラロームやターンなど速度が出過ぎないように設定されており、バックで車庫入れするセクションが設けられているのも特徴です。40秒程度の走行を2回行うので、クルマ、とりわけタイヤの損傷が少なく、モータースポーツ初心者の人でも気軽に参加できる競技です。
オートテストに参加すると、次のステップとしてジムカーナやサーキットトライアルなどに参加できる「国内B級ライセンス」を申請できる資格が与えられます。マイカーで参加することができ、1台で複数名エントリーすることも可能です。そのほか必要なものは、運転免許証、参加費用(税込で4,000~8,000円程度)、ガムテープなどです。ヘルメットやグローブなどは必要ありません。今回参加した大会ではエントリー時にクラスを選択でき、初参加であるマツダ社員は「ビギナークラス」でエントリーしました。
あらかじめ指定されたコースを走行し、ゴール地点で止まるまでのタイムを競います。参加車両は保安基準に適合したナンバー付き車両であれば、SUVや軽自動車など、どんな車両でも参加することができます。
コースは主催団体によって異なり、カートコースやミニサーキット、広い駐車場などで開催されます。パイロンに接触するとペナルティタイムが加算されてしまうほか、ミスコース(指定されていないところを走行)してしまうとタイムは無効となります。
また、安全を優先とするためにサイドブレーキを使用したターンとドリフト(リアタイヤを流しての走行)によるコーナリングが禁止されています。
2回の走行を行い、タイムの速い方が正式記録として登録され、上位の人は表彰されます。
会場に到着したら、まずは参加受付をして、ゼッケンとコース図などの資料、トランスポンダー(タイム計測用の発信機)をもらいます。
ゼッケンとトランスポンダーは、クルマの指定された場所にガムテープや養生テープを使ってしっかり貼り付けます。車両の準備が終わると、スタッフがクルマの安全を確かめる車両検査を行います。
次にスタート地点からゴール地点まで順に歩いてコース確認をします。コースのどこを走行すれば速く走れそうか、イメージしながら歩くのがおすすめです。
その後に行われる事前説明会は全員参加で、主催者から走行の注意点などについて説明されるので、重要なところはメモを取っておきましょう。
今回、マツダ社員が参加するのに使用した車両はMAZDA CX-30(2Lガソリン・6AT・2WD)です。準備が整ったら、いよいよ1回目の走行がスタートします。
スタート地点でフラッグが振られるとクルマは勢いよく走り出します。コースの前半区間は大きめのコーナーと細かく切り返すスラロームのセクション。ステアリングを左右に素早く切り返して通過していきます。
続く車庫入れでは、係員からグリーンフラッグが振られるまで後退して車庫入れを行います。その後、すぐに後半区間に向かいます。最終関門の180度ターンも小回りで旋回し、ゴールに停車して1回目の走行が終了しました。
「スタート前はすごく緊張しましたが、コースはしっかりと覚えていたので、ノーミスで走れて良かったです。ただ、結構がんばったつもりでしたが、タイムは49秒と思っていたほど出ませんでした。コーナーの途中、オーバースピードで突っ込んでしまいブレーキを踏んでしまったので、ライン取りを見直せば2回目はタイムアップできると思います」
1回目の走行後、ドライビングアドバイザーの神野利夫さんからアドバイスを受けることができました。
神野:クルマの運転で大事なことのひとつが“ドライビングポジション”です。まずは腰をしっかりとシートに押しつけて、ブレーキを目一杯踏んだ時に膝が伸びきらずに少し余裕があるようにスライドを調整しましょう。その時に左足をフットレストにしっかり踏ん張れるかも確認します。
次にハンドルを回したときに腕が伸びきらないようにリクライニングを調整しましょう。最後にシートベルトをグッと引き上げて身体をきっちりと固定しましょう。おそらく今までよりも前寄りのポジションに感じると思いますが、こうして運転姿勢が安定するだけで、タイムアップにつながります。
あと、2回目の走行の前に、もう一度イメージトレーニングをしてみてください。1回目を思い出しながら、どう走ればタイムアップできるか、事前にイメージしておくことが重要です。
アドバイスを受けたマツダ社員もドライビングポジションをしっかりと調整して、イメージトレーニングをしながら2回目の走行に備えます。
2回目は早速アドバイスを活かし、1回目よりコーナリングでスピードを落とさずに走行できました。左右に切り返すパイロンスラローム区間でも車両の動きがスムーズになり、ミスなく走り切りました。
ゴール後、場内アナウンスから発表されたタイムは43秒!なんと6秒も短縮することができました。
「神野さんにうかがったアドバイスどおりのドライビングポジションで走ると、身体が安定したことでとても運転しやすくなって、思い切って運転することができました。なによりもクルマをスムーズに走らせることができたことがとても楽しかったです。また出てみたいです。」
2回目を終えて、参加したクラスでの順位は9位入賞。表彰式ではメダルを獲得することができました。
今回のオートテストには、マツダ車で参加されている方がいらっしゃいました。そこで、参加された方に感想を伺いました。
アクセラで参加されたIさんご家族
ご主人「モータースポーツに昔から興味があって、今回のオートテストが初めての競技参加でした。走る前は普段感じないような緊張感がありますし、走り終わるととても楽しくてまた走りたいと思いました」
奥様「夫よりサーキットで速く走ったこともあるので、今回も負けたくないなって(笑)。競技特有のミスできないという緊張感があって、そのプレッシャーがドキドキしてとても楽しいですね。最終的に夫より速く走れてうれしかったです」
アテンザで参加されたKさん
「今回が初めてのオートテスト参加でした。コースを覚えることはできたのですが、クルマが大きいのでパイロンを踏まないように速く走るのが難しかったです。最初はモータースポーツって敷居が高いと思っていましたが、このオートテストは和気あいあいとした感じで、とても楽しかったです。次は妻と一緒にチャレンジしたいと思います。このアテンザはデザインに一目ぼれで買いました。ディーゼルというのもこだわっています」
RX-7で参加されたYさん親子
お父様「僕はオートテスト2回目の参加です。モータースポーツは好きで、オートテストは敷居が低くて気軽に参加できるところがいいですね。今日は、1回目で失敗したところを2回目で修正できて、タイムアップできたので楽しかったです。RX-7はピュアスポーツカーのど真ん中で、じゃじゃ馬ですがそこが魅力でもあります」
息子さん「オートテストってなんなのか知りませんでしたが、お父さんに誘われて参加しました。ドキドキしましたが、とても楽しかったです。お父さんの影響でロータリーが好きになったので、僕はRX-8に乗っています」
モータースポーツの入門として、気軽に参加できるのがオートテストです。競技なので上位に入りたいと思うのは当然ですが、自分が精いっぱい走ってみてミスなくクルマを操ることができたら、それは楽しいし満足感が高いことでしょう。
今回、参加者にお話をうかがってみても、みなさんが口をそろえて「とても楽しかった。また出たい!」とおっしゃっていて、ご家族や友人と楽しまれていたのが印象的でした。
JAF(日本自動車連盟)のホームページにオートテスト開催予定一覧が掲載されており、そこから参加申し込みをすることできますので、皆さまもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今回、オートテストに参加したマツダ社員も無事B級ライセンスをとることができました。
監修・協力:ビクトリーサークルクラブ(VICIC)