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デザイナーが監修した「ROADSTER(2024) モデルカー 1/43スケール」の再現ポイントとは


2024年秋に35周年を迎えたロードスター。その記念すべき年にマツダオフィシャルグッズのマツダコレクション「MAZDA MODEL CAR」から待望の「ROADSTER(2024) モデルカー 1/43スケール」が2024年10月19日に登場しました。

今回は、新登場した「ROADSTER(2024) モデルカー 1/43スケール」がどのように開発されたのか、ボディー造形やボディーカラーの再現など制作秘話をご紹介します。

1. ROADSTER (2024) モデルカー 1/43スケールが登場

2024年1月に大幅な改良を遂げた「MAZDA ROADSTER」に合わせて、モデルカーも進化しました。今回登場したモデルカーは、「ROADSTER S Leather Package」「ROADSTER S Leather Package V Selection」「ROADSTER RF VS」の3モデル(全11色)です。 

フロントグリルの左側に設けた特徴的なレーダーセンサー、進化した8.8インチセンターディスプレイ、新形状のLEDヘッドランプ&リアコンビネーションランプ、新デザインのホイールを細部まで忠実に再現しました。
「人馬一体」を体現するロードスターを、1/43スケールに凝縮した精密なモデルカーです。

2. ROADSTERモデルカーの歴史

2015年に販売を開始した「ROADSTERモデルカー 1/43スケール」は、国内外で大変ご好評をいただいております。
2015年以降は大きな造形変更は無く、軽微な部品追加や加飾のみで、各種グレードや特別仕様車を販売してきました。
ここでは、代表的な歴代モデルカーを一部ご紹介します。

代表的な歴代モデルカー

左:「S Leather Package」 セラミックメタリック(2015年)
国内販売用に全7色を製作し、その中でもこちらのセラミックメタリックとソウルレッドプレミアムメタリックが人気でした。

右:「海外仕様 MX-5 左ハンドル」 ソウルレッドプレミアムメタリック
マツダ海外部門用に製作した希少なモデルです。

左:「東京オートサロン 2015 特別モデル」 ソウルレッドプレミアムメタリック(2015年)
開発者のメッセージをプレートに刻印した300個限定モデルです。

右:「グレードRS」 ソウルレッドプレミアムメタリック(2016年)
RECAROシートを装着したスポーツモデルです。

左:「ROADSTER RF グレードRS」 マシーングレープレミアムメタリック(2016年)
RFの発売開始に合わせて登場したモデルです。

右:「グレードRS」 ポリメタルグレーメタリック(2019年)
レカロ社製シートを装着したスポーツモデルです。 実車装備に合わせソフトトップをブラックからグレーに変更しました。

左:「特別仕様車 30周年記念車」 レーシングオレンジ(2019年)
ソフトトップ&RFを発売。専用ボディカラー、鍛造ホイール、エンブレムなど特別装備を忠実に再現しました。

右:「特別仕様車 100周年記念車」 スノーフレイクホワイトパールマイカ(2020年)
バーガンディのシート、ヘッドレストの100周年ロゴ、センターホイールキャップの専用ロゴなどを忠実に再現しました。

左:「特別仕様車 990S」 プラチナクォーツメタリック(2023年)
開発主査のサプライズで直筆サインを同封。オーディオディスプレイのインパネと鍛造ホイールを再現しました。

右:「特別仕様車 Brown Top」 プラチナクォーツメタリック(2024年)
ブラウンの幌とテラコッタの内装を組み合わせた特別仕様車で、実車と同様にカラーコーディネートが映えるモデルカーです。

3. ダイキャストモデルを採用したボディ造形

「ROADSTER(2024) モデルカー 1/43スケール」はマツダコレクションで実績のあるダイキャストモデルを採用しています。ダイキャストモデルは、金属ボディで、この金型に溶かした素材を流し込み冷却により固める製法です。

金属ボディは重厚かつ堅牢性に優れています。ガラスやランプ等の透明部品や、インパネやホイールなどの付属部品も、この金型に溶かして成形した樹脂製部品で構成しています。ダイキャストモデルは部品の剛性が高くオープンカーには最適な製法なのです。

今回のボディ造形の再現ポイントをいくつかご紹介します。

左:型から取り出した状態
右:不要な部分が削られ、ボディのベースになった状態

内部構造まで再現した新型ランプ

2024年モデルを象徴する新型ヘッドランプ、リアコンビネーションランプはすべて新設計しました。実車同様にロードスターはランプのユニットを埋め込むスペースが狭く、これまでメッキ製のパーツを埋め込むことが精一杯でした。

今回ユニット構造や厚みをすべて見直し、従来のメッキパーツからブラックパーツに変更。内部の発光ユニットは3版の高輝度印刷を施し、LED化した精悍な眼元を再現しています。

左:従来モデル
右:2024年モデル

新型ホイールデザインを忠実に再現

 

ソフトトップ・RF共に新型ホイールデザインを採用しています。実車の3Dデータを忠実に縮尺しつつ、塗料に厚みを考慮して若干輪郭を補正。シャープな造形で足元を引き締めています。

※画像はRFのホイールデザインです

左:実車のホイールデザイン

右:モデルカーのホイールデザイン

フロントグリル左側に設けたレーダーセンサーの再現

 

マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)のセンサーを再現しました。センサーの存在が誇張し過ぎないよう調和を図っています。

左:実車
右:モデルカー

アンテナロッドの長さ修正

 

従来モデルは装着角度のバラつきを抑えるため、アンテナロッドを短めに設計していましたが、2024年モデルは金型の修正により個体のバラつきを改善。アンテナロッドを延長することで、特徴的なリアビューを再現しました。2024年モデルを識別するパーツの一つです。

左:従来モデル
右:2024年モデル

4. デザイナー監修によるボディカラーの再現

モデルカーにとってボディカラーも重要な再現ポイントの一つです。

実車の塗料をそのまま塗布しても同じ印象に仕上がるとは限りません。素材、塗装設備、縮尺等の違いにより実車の塗装を塗布しても、色ズレや印象の違いが生じるため、基本は模型用に調合した塗料を使用しています。

 

ボディーカラーのチェック

 

所定の光源下で輝度・彩度・明度をチェックし、最適なカラーを一つ選定します。カラーによっては複数の光源で確認することもあります。同一見本を製造元と共有し試作に入ります。

1種あたり2~4色のパターンから最適な1色を選択。メタリック色は自宅リビングルームの照度に合わせ若干明度を高めています。

写真はエアログレーメタリックのボディカラー選定

ソフトトップ・シートのチェック

 

オープンカーはソフトトップやシートが直接視界に入るため、ボディカラーと同じ基準で丁寧にカラーチェックを行います。

その中でもソフトトップの再現は決定に悩む部品の一つです。ツヤ消し塗料による生地感、素材の色味、モデルカーに装着した時の相性から最良の1色を選択します。

写真は「V Selection」のソフトトップ・シート色チェック

モデルカーのこだわりについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

おかげさまで初代ロードスター発表から、35周年を迎えました。
ロードスターに乗れば、きっと誰もがしあわせになる。1989年の誕生以来、私たちはずっとこの想いとともにロードスターに向き合ってきました。
これからもROADSTERモデルカーを通じて皆様に笑顔になっていただけると嬉しいです。