クルマ好きの友人に誘われて向かったのは、マツダミュージアム。ロードスター35周年記念講演「『走る歓び』の作り方」でした。
クルマに疎い私が「走る歓び」という言葉を耳にしたのは、今回の講演の案内を見たときが初めてでした。正直に言えば、その意味がよく分かりませんでした。サーキットを走るようなスポーツカーやレースの話なのかなと思いました。
でも、日常で運転している私たちにとって「走る歓び」って具体的には何なんだろう?そう思いながらマツダミュージアムに足を運びました。
講演のもう一つのテーマは「人馬一体」。これもまた漠然としたイメージしかありません。武家社会で行われていた馬上から矢を射る流鏑馬(やぶさめ)みたいなもの?それがどうマツダのクルマと関わってくるんだろう?と疑問符で頭の中はいっぱいになりました。
でも、講演が進むにつれてその言葉の本当の意味が少しずつ分かってきました。「走る歓び」とは、特別なことではなく、むしろ日常の中でふと感じられる小さな感覚。そして「人馬一体」とは、それを実現するためのクルマと人との一体感。それらを追求し続けてきたマツダの取り組みに触れることで、私の中で少しずつ興味が芽生え、次第に感銘を受けていく自分がいました。