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ベトナム第二の都市、ホーチミンで最も勇気のある市民は、真面目な交通整理員だろう。
ヘルメットと防護服に身を固めた交通整理員は、道路を縦横無尽に走行するスクーターや自動車の大群に秩序をもたらすという、ほぼ不可能な仕事をこなさなければならない。
彼の仕事は見る者に勇気を与えてくれる半面、戦慄すら覚える。
この旅の相棒、MAZDA CX-5のハンドルを握って湿気の多い朝の空気の中走るホーチミンの道路事情は、外国から来た我々に異次元のカオスを感じさせる。
米国の全50州の内、ニューメキシコは5番目に面積が大きい州だ。
州の一部はアメリカ先住民のナバホ族のもので、一部は人類初の原子爆弾実験に使用され、
そして一部では人類が初めてエイリアンと遭遇した場所とまことしやかに言われている。
訪れる人に不思議な心理感覚をもたらす場所だ。
コルクと聞いて最初に頭に浮かぶものは、ワインの栓だろう。
マツダの最新のSUVのインテリアに、コルクが採用されていると聞くと少々驚くかもしれない。
ただ、マツダの創業が、1920年コルクを生産する東洋コルク工業であるという背景を知ると合点がいく。
広島の山間部には元々数多くのアベマキ*が生息していた。
*ブナ科の落葉喬木で、コルク層が厚く、南欧産のコルクガシの代用にされる
現代は「感性の時代」と言われる。
身の回りには便利なモノがあふれ、世の中はどんどん効率的になっている。
「最適な答え」であれば、AIが瞬時にはじき出してくれる。しかし、人間は本当にそれで幸せなのだろうか?
そんな疑問から、人間だけが持つ「感性」が注目され始めたのだ。