クルマで走る道の先に、まだ見たこともない景色がある。
そんな特別な出会いと感動を求めて、「ドライブで訪れたい日本各地のスポット」を紹介するシリーズ。今回は岡山県真庭市の蒜山(ひるぜん)高原にある、人と自然の共生をコンセプトにした施設「GREENable HIRUZEN(グリーナブルひるぜん)」を訪れました。
掲載の内容は2023年6月時点の情報です。
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クルマで走る道の先に、まだ見たこともない景色がある。
そんな特別な出会いと感動を求めて、「ドライブで訪れたい日本各地のスポット」を紹介するシリーズ。今回は岡山県真庭市の蒜山(ひるぜん)高原にある、人と自然の共生をコンセプトにした施設「GREENable HIRUZEN(グリーナブルひるぜん)」を訪れました。
岡山・蒜山高原のサステナブルな新ランドマーク「GREENable HIRUZEN」。
ここでは、有名建築を数多く手がける世界的な建築家・隈研吾氏の建築やさまざまなアクティビティを通じて、自然を身近に感じることができます。また、ビジターセンターで国立公園蒜山の観光情報を得たり、ミュージアムで企画展を観覧したり…、もちろん、ただのんびりと施設内を散策するだけもあり。ここでは自然を感じながら、自由に思い思いの時間を過ごすことができます。
施設の中でひときわ目を引くのがパビリオン「風の葉」です。
設計監修は、建築家・隈研吾氏。この「風の葉」には建築資材CLT※の板材が360枚も使われており、そのすべてが真庭市の木材です。元々、CLTの魅力を伝えるプロジェクトの一環で設計された「CLT PARK HARUMI」が、東京・晴海でその役目を終え、ここ真庭市に里帰りしてきました。移築ができるだけでなく、風雨により傷んでしまったパネルを1枚ごとに交換可能というから驚きます。地域に根差しているだけでなく、建築資材の再利用で廃棄を減らし、環境負荷低減にも貢献。まさに未来へつながる建築といえるでしょう。
中からの景色もぜひ見てほしいポイント。パネルの隙間から光が漏れ、さらに風の流れが緻密に計算されており、夏でも心地よい風が吹き抜けて涼やか。芝生で寝転んだり、座って読書をしたり、ぜひゆったりと過ごしてみてください。
隈研吾氏の建築模型や現代アートの企画展を楽しめる「蒜山ミュージアム」。建築模型と企画展は数ヶ月おきに入れ替えられるので、今どんな企画展が開催されているか、事前にチェックしてみてくださいね。
蒜山ミュージアムの企画展についてはこちら
また、ミュージアムそのものも見どころです。木材がリズミカルに折り重なる表情豊かな空間は、まるでアート作品のよう。蒜山ミュージアムのテーマである「人と自然の共存」を、この空間からも体感することができます。
通常、屋根に使われる茅を、軒下や天井に使用した「サイクリングセンター」。蒜山名産の茅を活用するべく、隈研吾氏によって建てられました。ここ蒜山では昔から山焼き※が行なわれており、良質な茅が育つ場所とされてきましたが、近年では国内での茅の利用が減少。蒜山の草原が失われつつあると言われています。
屋根の内側に茅を使うことで風雨の影響を受けにくく、葺き替えをせずに茅の状態維持が可能に。メンテナンスの手間を減らすことで、持続可能な取り組みへつながっていきます。
「サイクリングセンター」では、トレック社の最新e-bike(スポーツ用電動アシスト自転車)をレンタサイクルすることが可能。サイクリングはアクティビティの中でも特に人気が高く、誰でも手軽に体験することができます。アップダウンの激しい道路も軽々と走れるe-bikeで、蒜山のあちこちをマイペースに散策するもよし、ツアーに参加して、ガイドしか知らない秘密のスポットを訪れるもよし。サイクリング以外にも自然を体感できるさまざまなアクティビティが用意されています。興味があるものにぜひご参加を。
帰りは、自然との共生やSDGsにひもづく商品を集めたショップにも立ち寄ってみてください。数ある商品の中でも人気は、スタッフもおすすめする「森のタンブラー 茅」。蒜山高原に自生する茅を活用したエコカップで、リユースが可能。スタイリッシュなデザインだけでなく、茅の有効活用やゴミの削減にも貢献します。
ショップには、こうした“無理なくエコできるアイテム”が揃えられています。ぜひ一つひとつを手に取って、お気に入りを見つけてくださいね。
取材した「GREENable HIRUZEN」管理運営担当の大森さんからメッセージ
「GREENable HIRUZEN」が、自然に触れるきっかけになってくれるとうれしいです。サステナブルに対するちょっとした「気づき」が、どんどんと大きな輪になっていくといいなと思います。
大森さんにこっそり教えてもらった、施設内の隠れスポット!
「風の葉」がデザインされたマンホールが2ヶ所、また隈研吾氏のサインが1ヶ所、施設内のどこかに隠されているそうです。どこにあるのか…、宝探し気分であちこちを散策してみましょう。
GREENable HIRUZEN
岡山県真庭市蒜山上福田1205-220
【駐車場:施設向かい側の「蒜山高原センター駐車場 普通車700台収容可能 無料」をご利用ください。】
「GREENable HIRUZEN」いかがでしたか?施設の周辺には絶景が楽しめる「おすすめスポット」も。お近くの方はドライブで、また遠方にお住まいの方は旅行の計画にぜひ組み込んでみてくださいね。
道の先にある、未知なる感動を求めて。
ぜひ、自分だけの「ドライビングマップ」を描いてみてください。
岡山県の蒜山と鳥取県の大山を結ぶ観光道路。夏は新緑、秋は紅葉・ススキと、季節ごとに変わる表情も見どころです。
鳥取県と岡山県の県境に立つ絶景スポット。蒜山大山スカイラインの途中、標高900mの高台にある、大自然パノラマビューが楽しめる絶景スポット。季節によっては雲海が見られることも。
【駐車場:普通車30台収容可能 無料】