ナショナルジオグラフィックスとマツダは共同で、
今後活躍が期待されるフォトグラファーを発掘するコンテスト、
Assignment: Inspiration を開催した。
この栄えあるコンテストで優勝したサム・ティペッツ氏(Sam Tippetts)が、
MAZDA CX-9とともにウエスト・テキサスの荒れ地を探検した。
CX-9で走りながら完璧な1枚を模索したサムの冒険を紹介する。

Videographer by Michael Kincaid/ Photography by Sam Tippetts

「つながり」を尊重するサムの故郷、ウエスト・テキサスを巡る冒険

サムの写真家としての活動は彼が10歳の時、両親から軽量のオートフォーカス・カメラをプレゼントされた時から始まった。その日以来、彼はどこに行くにもカメラを持参した。世界中を旅するうちに、写真を撮ることで大勢の人とつながり、新たな体験ができると感じたサムは、写真家としての道を選んだ。

「写真を撮るときはいつも人、景色や野生動物など、撮影対象との関係作りを意識しています」とサムは語る。Mazda Storiesはサムに撮影を依頼した、その内容は「好きな場所に行き、写真家としての腕を見せて欲しい」というもの。彼が選んだ場所は自らの故郷、ウエスト・テキサスだった。

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“I was pretty out in the middle of nowhere. Everything’s so spread out you could spend weeks, months, years, and still find new roads

「周りには何もない。ここはすべてが広大で、数週間、数か月、数年過ごしても新しい道を発見することができる。」

 

“My name is Sam Tippetts. I was born and raised in Texas. And I take pictures.

「サム・ティペッツです。アメリカのテキサスで生まれて育ち、今は写真を撮っています。」

 

“I’m drawn to West Texas by the landscape initially. There really is dramatic changes from flat to little mini-mountains and hills that sort of captivate me as a photographer.

「故郷のウエスト・テキサスの魅力ですが、当初は景色だと思っていました。平らな土地から小さな山々や丘へと変わっていく景色に、写真家として魅了されました。」

 

“Art in general and expressing yourself through something like photography, it’s very personal. You kind of put a lot out there when you show people your work or when you are creating your work. It’s about that relationship between the subject and the viewer.

「これはすべての芸術に当てはまることですが、写真などを通じて自らを表現することは、とてもパーソナルな行為です。作品やその制作過程を披露することは、自らをさらけ出すこと。僕にとって芸術とは、描かれた人やモノなどの対象と、それを鑑賞する人との関係作りです。」

 

“My camera has given me an excuse to interact with people that I otherwise wouldn’t, and that’s something I’m super thankful for. My images revolve around this single idea: connection.

「カメラのお陰で、見ず知らずの人と触れ合うことができる。だからカメラにはとても感謝しています。写真を撮るときは、いつも撮影対象との「つながり」を意識してイメージを作り上げています。」

 

“When you’re shooting outdoors, you always have to be pretty aware of your surroundings, so that’s definitely something I try to focus on. I’ve spent a lot of time on the road. I’ve walked, hitchhiked, sailed. A lot of time living out of a backpack.

「屋外で撮影をするときは、周囲を意識する必要があるので常に気を遣います。クルマで長時間移動したこともありますし、徒歩、ヒッチハイク、セーリングもやりました。バックパック1個で長い間生活した時期もありましたね。」

 

“I was all over West Texas. I spend a lot of time out there exploring and driving.

「今回は、ウエスト・テキサスをくまなく周りました。運転していろいろな場所に行き、ひたすら探検しました。」

 

“My camera has taken me all over the world, but I have always made my way back home to Texas. There’s just something special about home.”

「職業柄、世界中を飛び回りましたが、いつも最後は故郷のテキサスに戻ってきた。僕にとって、故郷は特別な場所です。」

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Assignment: Inspiration

Assignment: Inspirationは、マツダがナショナルジオグラフィックと共同で開催した写真コンテスト。エントリー条件は、心情や情熱に訴えかける物語性のある写真を3~5枚提出すること。

最終候補に選ばれたサムは、残り2名の写真家とともにロサンゼルスに飛び、ナショナルジオグラフィックとマツダによるメンタリングの元、さらに写真を撮影した。

優勝者のサムには、ナショナルジオグラフィック・トラベラーの誌面に掲載される写真の撮影という、すべての写真家が夢見る仕事が授与された。

サムとナショナルジオグラフィック写真コンテストの詳細はこちら(英語サイト)

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