素材工程で作られた各部品は、次に機械加工工程へと送られ、素材を切削して機能的に必要な溝や穴などを加工したり、加工面を研磨して表面を整えたりします。ローターの機械加工においても重要となってくるのは、重量バランス精度の追求です。工程ごとに切削・研磨を行っていく過程において、加工機の治具による掴み替えの度に小さなズレが生じます。そこで、8C型ロータリーエンジンでは、ローターの切削工程を従来の50工程から9工程に大幅に減らした工程を設計。掴み替え頻度が少なくなり、加工精度が向上しました。また、切削・研磨後に行うバランス調整の作業は、SKYACTIVエンジンの燃焼室を加工する計測補正加工技術を応用して自動化することでさらなるバランス精度の向上を図っています。従来は人の手で行っていたこの作業について、8Cではバランス測定で修正量を算出し加工機に転送、タッチセンサーでバラツキに合わせた補正量を決定し、エンドミルで調整加工を行っています。