空を厚く覆う雲、そして白熱の太陽。
様々な天候のもと、スリル満点のロードトリップを楽しめる国、チリ。
CX-5 AWDのハンドルを握り、チリを探検する旅に出かけた。
Story by Anna Muggeridge / Photography by Rama Knight
太平洋とアンデス山脈に囲まれた国、チリ。
全長約4300キロに渡るこの細長い国土の大自然は、世界各国から年間数千人規模の観光客を魅了している。最も人気が高いスポットは、雄大な景色に囲まれて走り、冒険を楽しむことができるチリ南部の「湖水地方」。
MAZDA CX-5 の新たな魅力を発見するため、Mazda Stories編集部は CX-5 に乗って美しい湖水地方を走った。
冒険の旅を火、地、水、風という四元素をテーマにレポートする。
FIRE
ビジャリカ火山
多くの観光客にとって、チリで最も活動が活発な火山は必ず訪れたい場所だろう。
ビジャリカへと向かうアスファルトで舗装された道路はなだらかな勾配で始まるが、砂利道になるとドライバーの技術が試される。
i-ACTIV AWD搭載のMAZDA CX-5は砂利の上を飛ぶような、余裕の走りを見せてくれたので、前方にそびえたつ雪をかぶった火山をしっかりと眺めることができた。
ビジャリカ火山に向かって上っていくと道はくねりだし、ブラインドコーナーが次々と現れる。
我々が乗っている CX-5 は、対向車線を走るピックアップ・トラックに乗った地元住民の熱い視線を集める。
道路の終点は、火山に近い高原。
全長 2847メートルの過酷な道を上って下るには、最低8時間は必要だ。
高原の雪道を歩くには、クランポン(アイゼン)とピッケルは必需品。火山から噴き出す硫黄の煙対策として、マスクも用意しておきたい。
EARTH
ビジャリカ国立公園
オンロード、オフロードを問わず、この地域でのドライブは底抜けに楽しい。
スムーズなアスファルトと砂利道が混在し、数多くの火山やアンデス山脈にも近い。
様々な場所への日帰りドライブが楽しめる。
アップダウンのある道をどこまでも走っても、CX-5 の前方、そしてバックミラーに映る景色は素晴らしいの一言だ。
旅の相棒、MAZDA CX-5はジグザグ道を貪欲に走破していく。
マツダ車特有のレスポンスの良いハンドリングは、G-ベクタリング コントロール(G-Vectoring Control、GVC)の賜物。
エンジンの駆動トルクを制御して減速Gを発生し、前輪への荷重移動を行うことで前輪のタイヤグリップを増加させ、車両の応答性を向上する技術だ。
GVCのおかげで、ドライバーは自信をもって車両を制御することができる。
だからCX-5に乗ると曲がりくねった道を恐れることなく、存分にドライビングを楽しむことができるのだ。