初代RX-7にはLSD(リミテッド・スリップ・デファレンシャル)を搭載したモデルがありました。その時のLSDサプライヤーは栃木富士産業株式会社。現在のGKNドライブラインジャパン株式会社(以下GKN)です。マツダはその後もRX-7やロードスターにさまざまなLSDを採用し、日常を楽しむスポーツカーに適したLSDの在り方を模索してきました。そして、2代目ロードスター後期型から採用されたのが、GKNが開発した「スーパーLSD」。円錐クラッチによるシンプルで軽量、高耐久なメカニズムで、その後RX-8や3代目ロードスター、そして現行ロードスターにも搭載されてきました。そして今回のロードスター商品改良では、マツダとGKNの共同開発による「Asymmetric Limited Slip Differential(以下、アシンメトリックLSD)」を新たに採用。共にロードスターの運動性能を造り込んできたマツダとGKNのエンジニアの長年の知見に基づいて開発された、ロードスターらしい「人馬一体」の走りをより深く実現するLSDです。この新たなLSDの開発に携わった3名のエンジニアに話を聞きました。